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毎週通う「ユニクロ」の変化
実は私、この「ユニクロ 世田谷千歳台店」には毎週日曜日に来店しています(お目当ては、上層階のジムですw)。記事にある通り、リペア空間はこれまでカスタマイズのスペースで、正直あんまり活用されていない印象でした。需要は、リペアの方がありそうですね。
実際の空間は、結構贅沢な使い方です。もう少し、何かを並べることができそうな気がします。私なら、洗濯ネットからあて布までを販売するかな?
ユニクロが東京・世田谷の店舗にリペアスペースをオープン ニットやダウン、ジーンズのお直しに対応
ユニクロは、東京・世田谷の「ユニクロ 世田谷千歳台店」に、リペアやリメイクなどのサービスのための専用スペース「リ・ユニクロ スタジオ(RE.UNIQLO STUDIO)」(約29平方メートル)をオープンした。2023年3月31日までのトライアルという位置づけ。
「リ・ユニクロ スタジオ」はドイツ・ベルリンの旗艦店で21年8月に実験的にスタート。その後、22年春にニューヨークのソーホーの店舗や、4月に移転オープンしたロンドンのリージェントストリート店、シンガポール、マレーシア、台湾などの店舗にも広がっている。
日本国内では世田谷千歳台店が初の導入で、ユニクロで購入したTシャツの穴直しや裂け直し(各税込500円)、ジーンズの股ずれ(1500円)や穴直し(1000円)、ニットの縫い目やほつれの直し(500円)、ダウン生地の破れや裂け直し(700円)、シャツのボタンつけ(500円)などを実施。可能な限り当日渡しで対応する。また、これまでも一部店舗で実施していたユニクロ購入商品への刺しゅう(500円〜)などのサービスもリメイクとして受け付ける。
「オニツカタイガー」がサボテン由来の新素材開発 “メキシコ 66 カクトフル”を2023年発売へ
「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は10月27日に、メキシコに拠点を置くデザート(DESSERTO)社と共同開発したサボテン由来の新素材を使用した新作“メキシコ 66 カクトフル(MEXICO 66 CACTFUL)”を発表した。2023年1月に日本を含む世界15カ国で1万足を発売予定。価格は税込1万6500円。同日メキシコ大使館で記者発表会を開き、庄田良二カンパニー長とメルバ・プリーア駐日メキシコ大使が登壇した。
ベースとなったサボテン由来のバイオ素材“デザート”は、フタル酸エステルやPVCを使用せず、製造工程における水使用量も比較的少ないことから、環境配慮素材として注目を集める。今回はメキシコに数多く生息するウチワサボテンを原料に使用した。「オニツカタイガー」は1年間の共同開発期間を経て、素材の柔軟性や耐久性などを向上させた。デザート社によると、アニマルレザーの生産工程と比較して二酸化炭素排出量を84.8%削減できるという。製造時に残ったウチワサボテンは飲食業界で食用に活用される。
カラーは染色しやすい特性を生かし、ホワイト、イエロー、ブルー、パープル、グリーンの5色を企画した。アニマルレザーよりも軽量で、通常の“メキシコ 66”が片足250gなのに対し、同モデルは228g。中敷やシューレースには、リサイクルポリエステルを使用した。
“メキシコ 66”モデルは、1968年にメキシコで開催されたスポーツの祭典で日本選手団のために製作したトレーニングシューズで、ブランドを代表するアイテムの1つ。庄田カンパニー長は、「メキシコというルーツに親和性を感じサボテン素材に着目した。最初に見たときはシューズに適用させるのは難しいと感じたが、その後当社の知見を掛け合わせ試行錯誤を重ねた結果、同モデルが完成した。今後も主力商品として継続販売していく。素材は独占せず、他企業にも活用してもらう計画だ」と話す。
プリーア駐日メキシコ大使は、「メキシコではサボテンは、観賞用だけでなく食用や化粧品など幅広く使用されている。メキシコの基幹産業の1つでもあり、『オニツカタイガー』のようなサステナビリティに意識の高い企業が、メキシコを象徴するサボテンを取り入れてくれたことに感謝する」と話した。
「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反した性質はどんな文脈から生まれているのでしょうか。