
ファッションアイコンとしても活躍する仲は、レゴ®︎ブロックでバッグをデコレーション。“LOVE”の文字と共に、愛猫の“おかか”と“きなこ”など、好きなモチーフをつめ込んだ。
Never Stop Playing - 心が動く方へ――。
レゴグループが掲げるその言葉は、ルールや常識にとらわれず、自分が信じる“楽しさ”を選ぶ勇気を後押ししてくれる。従来の俳優像に縛られることなく、自分らしさを更新し続ける仲里依紗は、まさにその精神を体現する1人。インタビューの端々から、「常識にとらわれない」「大人も自由に楽しめる」というレゴグループの価値観が重なって見えてきた。

仲さんらしい、カラフルで遊び心満点のバッグに仕上がりました。テーマやお気に入りのポイントを教えてください。
仲 とにかく派手に、好きなものを詰め込みました。服を選ぶときもそうですが、あまり迷ったりしないんです。それと同じ感覚で、かわいいものをどんどん手に取り組み立てていった感じ。猫やへびといった自分の好きなモチーフを集め、“LOVE”の文字はいろんな愛があることを表現したくてカラフルにしてみました。虹の上を動くイルカもポイントです。

レゴ®ブロックとの思い出は? 大人になって触れてみて、新たに気づいた魅力はありましたか?
仲 子どものころは、人形の家を自分でつくるのが大好きで。レゴ®ブロックを使ってベッドやソファをよくつくっていましたね。今は息子もレゴ®ブロックにハマっています。彼が集めているのは、落ち着いた色合いのパーツがほとんど。なので、こんなカラフルなブロックを独り占めしたのは久しぶり。クリアカラーや羽のモチーフなど、自分の子どものころにはなかったパーツが増えていて、かなりワクワクしました。
従来の俳優としてのイメージにとらわれず、飾らない姿を発信しているのが印象的です。そんなふうに、ありのままの自分を見せるようになったきっかけとは?
仲 私の場合、結婚してからなんだか自由になれた気がするんです。それまでは、世間が期待するイメージのとおりに振る舞わないとだめなんじゃないかと、ときどき悩むこともありました。
でも家族ができてからは「他人からどう見られるか」「俳優として自分がどうあるべきか」って、もう気にしなくていいかなって思うようになったんです。全員に好かれることなんてできないし、1人でも私のことをいいって言ってくれる人がいればそれでよくない?って。そこから良い意味で周りを気にしなくなり、自分の心に正直に、楽しくやっていこうと思えるようになりました。
それは生き方だけでなく、ファッションにも言えること。誰にどう思われるかは今は全く考えていなくて、ただ好きなものを選んで身につける。自分自身からモテる自分でい続けたいと思っています。

YouTubeチャンネルも、ご自身の「やってみたい」という気持ちからスタートしたのですか?
仲 きっかけは、ファンの方にありのままの自分を見せたいと思ったから。整理整頓は苦手ですし、丁寧な暮らしとは程遠いので(笑)。そういうところも包み隠さず、皆に見せてみたらどうかなぁって考えたんです。
SNSを見ていると、知らずのうちに憧れの人と自分を比べてしまうことってあると思うんです。そんなときに、ありのままの私の姿、俳優だからって特別じゃなく普通に生きている様子を届けて、安心してもらいたかったんですよね。
「やってみたい」という思いのままに進んだ結果、ファンの方とのつながりはより濃くなり、新たな出会いも増えました。行動してみて初めて見える景色やひらめきもきっと多くあるはず。立ち止まらず、まずは試してみるのがいいんじゃないかな。

自分の心に従って選択をしていく姿に、パワーをもらえます。
仲 正しさは1つじゃないはずなのに、大人になると“正解”を求められがち。だけど、レゴ®ブロックを組み立てながら感じたのは、やっぱり“正解”なんてないってこと。思うがままに手を動かして没頭する時間がすごく充実していて、それで十分なんだと気がつきました。レゴ®ブロックでつくったものに、正しいか、そうでないかは一切ない。人と比べる必要もありません。
ファッションもライフスタイルも、きっとそれと同じで、本当はもっと自由でいいはず。知らずのうちに自分に制限をかけてしまっていると気づいたら、アップデートをしていけたらいいですよね。
俳優。1989年生まれ。幅広い役を自在に演じ分け、その存在感と高い演技力で注目を集める。近年はNHK連続テレビ小説「おむすび」をはじめ、「大奥」「不適切にもほどがある!」など話題作に続々と出演。YouTubeチャンネル「仲里依紗です。」では等身大の姿をのぞかせる一方、ファッションブランド「アールイードット」も手掛け、表現の領域を広げる