デザインや素材にこだわるのはもちろん、身につけると肌が美しく見え
女性らしさが際立つジュエリーを作ることは、ずっと大切にしているコンセプト。
そんなジュエリーが、きっと勇気や自信を
もたらしてくれたりすると信じているんです。
店頭に立った時、何年もお店に通ってくれているお客さまが目の前で
エンゲージリングとして私のブランドのリングを選んでくださったことがありました。
人生のストーリーにちょっぴり寄り添わせていただける。
それはとても光栄でうれしいことで
ジュエリーの魅力を改めて感じることができました。
デザインは、流行よりも私がステキだと思う女性像を考えながら手掛けています。
古い映画や写真集、旅先で見かけた景色などを目にした時に、
イメージが膨らむことも多くあります。
見たり、聞いたり、感じたり、日常生活で経験するすべてのことが
デザインに繋がっているような気がします。
デザイナーとして人前に立つ時は、
メイクでも「大人の女性らしさ」を意識します。
最近はカラーアイテムも気になっていて、
マスカラやアイラインを赤茶にしてみたり……。
ブラックよりも優しいニュアンスが出るので気に入っています。
それと、すっぴんに近いような軽いメイクの時でも、チークは必ず入れます。
ほんのりとしたピンクを選んで、血色が良く見えるようにしています。
頬に赤みがあるのって、やっぱり女らしいと思うから。
肌作りで心がけているのは「頑張り過ぎない」こと。
ファンデーションは最小限にして、カバーしたいところにはコンシーラーを重ねて。
肌は日々変わるので、鏡を見ながら調整します。
スキンケアもメイクも手をかけることは大切。
手をかけてあげれば、肌はそれに応えてくれるような気がします。
最近クローゼットを整理していたら、20年くらい前のデニムが出てきたんです。
今の気分にピタリと合って、またはいています。
ライダースやコート、ブーツなども10年、20年選手のものがたくさん。
お気に入りのアイテムは大切にとってあります。ヴィンテージも好きなんです。
でも、新しいものにも触れたいし、知りたいと思う。
洋服も含めて、いろいろなことに挑戦して、
目の前のことを楽しめる大人でいたいです。
大切にしているのはいつだって「身の丈」。
ゴージャス過ぎず、自分自身の心にしっくりとくるもの。
心にしっくりくるものは、自分に似合うものだと思うんです
「自分に似合うものが分かる」というのは、
自分自身を知ることでもありますよね。
自分に向き合う作業をして、似合うものが分かってくると、
自然と自分らしさが出てくると思うんです。
私、実は下地オタクなんです。
撮影現場やモデル仲間からすすめられたものはすぐに試しますし、
温泉地のお土産コーナーに並ぶアイテムまでチェックするほど。
下地の段階でどこまでキレイに仕上がるのかを模索するのが楽しくて。
だから、今回の撮影のような、下地で肌の質感を変えるベースメイクは
メイクの可能性が広がって楽しいですね。
このファンデーションは薄づきなので、組み合わせる下地で
いろいろな質感になる点が気に入りました。
メイクをする時は、カラーアイテムはもちろんですが
ベースメイクも洋服や髪型とのバランスを見ながらなりたいイメージに
合わせて選びます。洋服だけでなく、カラーメイクだけでもなく
肌の質感までこだわり、オシャレを楽しむのが私流です。
「私は艶を感じるセミマットな質感が好きなんです。
これは薄付きだから、下地との組み合わせで
艶感のある肌も自在に作れますね。
マットな質感はぐっと落ち着いた印象になるので
冬らしいニットやコートにも似合いそう」(佐田真由美)。
ジュエリーデザイナー衣装…ピアス2万8000円、ネックレス9万円、リング上から4万8000円、18万円、11万2000円
(以上エナソルーナ/エナソルーナ神宮前本店 03-3401-0038)、ニットワンピース…スタイリスト私物
インフルエンサー衣装…ドレス31万3000円、カフス3万1000円(以上ディースクエアード/ディースクエアード 東京 03-3573-5731)、リング上から2万8000円、14万円(以上エナソルーナ/エナソルーナ神宮前本店 03-3401-0038)
PHOTOGRAPHER Masayuki Ichinose(W)
MAKEUP Uda
HAIR Koichi Nishimura(angle)
STYLING Kei Shirahata(LOVABLE)
TEXT Yukino Yagi