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10th Anniversary john masters organics

スタイルのある人は美しい
HARUHI RYOUGA

今年、日本上陸10周年を迎えたオーガニックヘアケアのパイオニア「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」。本企画では10周年を記念して10人の「スタイル」を公開。ブランドが誇るスタイリングアイテムを使用したヘアスタイルにも注目!

ドラマや舞台で女優として、バラエティー番組でコメンテーターとして、幅広い活躍を見せる遼河はるひ。元“宝ジェンヌ”の凛とした美しさの秘密は?

the secret to gracefulness

元宝塚の男役ならではの端正なルックスと、バラエティー番組で見せる気さくなキャラクター……そんなギャップが魅力の遼河はるひ。高校時代に鑑賞した宝塚の舞台に感銘を受け、宝塚音楽学校に進むことを志した。「バレエも歌も未経験だったので、今までの人生でいちばん努力しました」という。“絶対に宝塚に入る”という強い信念だけが彼女の支えだった。「気持ちがブレないように、宝塚を目指していることは誰にも話しませんでした。自分の人生、たとえ失敗したとしても後悔がないように自分で選択して進みたいじゃないですか。誰かの言葉で方向性を見失うのは嫌だったので」。ちなみにふだんは優柔不断なのだそう。ここぞというときの芯の強さこそが、彼女のたおやかさの秘けつなのだ。

facing myself

素敵だと思うのは「自分の見せ方を分かっている女性」で、そのために必要なのは自分自身を知ること。宝塚時代は嫌というほど、自分と向き合う日々だったという。「宝塚時代は毎日鏡の中にいたので、他の人と比べてどこが劣っているのかわかったんです。私の場合、面長の顔となで肩という点が男役としてマイナスでした。長い脚、小さな顔、広い背中……、女性が求める理想の男性像に近づけるために、化粧や衣装で自分の欠点をカバーしていったんです」。今もそのマインドは変わらず、自分の中の理想像に近づけるために、ファッション、ヘア、メイクの全て自分に必要なものだけを取り入れているという。己を知り尽くしたブレない女性・遼河はるひは、これからも輝き続けていく。

interview

遼河はるひ with

森上マリコ

遼河(以下、R):マリコさんに髪をお願いするようになって1年半くらい?

森上(以下、M):そうですね。もともと遼河さんのマネージャーさんの髪を切らせてもらっていたつながりで、ヘアメイクで現場に入ったのがきっかけですよね。あの頃の遼河さんの髪質がひどかった(笑)。クセ毛でハイダメージ……。

R:そうなんですよ。宝塚では、黒髪にしたと思ったら翌日には金髪、みたいなことが多くて。髪を酷使していました。

M:あまりにも気の毒で、サロンのトリートメントにご招待したんです。それからカットも担当させていただくようになりました。

R:ブローだけではクセが伸びなくて、ストレートアイロンで一度クセを伸ばしてからスタイリングしてたんですけど、マリコさんにカットしてもらうようになってから、ストレートアイロンが要らなくなりました。今は髪のことはマリコさんにお任せ!

M:伸びたからちょっと切ろうか……とか、そういうゆるい感じ(笑)。前髪と顔まわりの髪の動きが雰囲気を左右するので、その辺はこだわっています。クセが出ないように襟足は重め、ニュアンスのある動きが出るように表面だけにレイヤーを入れています。

R:髪は本当に大事ですからね。髪のフォルムで顔の大きさも形も違って見える。そのためシャンプーやスタイリング剤にもこだわるようになりました。シャンプーは何種類かバスルームに置いて、その日の気分に合わせて日替わりで選びます。「ジョンマスター」の“イブニングプリムローズ”のシャンプーと“ラベンダー&アボカド”のコンディショナー、レモンの香りのワックスは定番。

M:カットとケアで、髪質はある程度改善できる。髪質がよくないと、ヘアスタイルは決まらない。自分に合うシャンプーやスタイリング剤選びは本当に大事ですよね。

Haruhi Ryouga
タレント。1994年に宝塚音楽学校に入学。96年に宝塚歌劇団に入団し、月組と宙組で男役として活躍。09年に退団後は、女優としてドラマや舞台で活躍。

Mariko Morigami
ヘアメイクアップアーティスト/「AFLOAT」チーフディレクター。サロンワークの傍ら、ヘアメイクアップアーティストとしても活躍。美しさを引き出すカットと親しみやすい人柄が人気。

EFFORTLESS WAVES

styling tips

「G&Cリーブインコンディショニングミスト」を全体に吹きかけてブローし、髪のベースを整えておく。38mmのヘアアイロンで襟足とフェースラインはリバース、表面はフォワードにゆるく巻き、手ぐしでくずしてこなれ感を出した後にヘアスプレーを吹きかけ、指で根元をつまみ立ち上げをつける。仕上げにヘアスプレーをつけた指で、部分的に髪を中間〜毛先をつまみ、毛束感を出す。
※表示価格は、すべて税抜きです