BAUM WELLNESS RITUAL ON-KATSU

樹木の恵み × 温活

四季や樹木の生命活動に寄り添いながら、自分らしくいきいきと過ごすための習慣を“バウム ウェルネス”として提案する「バウム(BAUM)」。樹木にとって冬は、寒さから身を守るだけでなく、この先に訪れる春を迎える準備のための「チャージ(蓄え)」の季節だ。空気が冷たく、体の冷えを感じやすいこの時季。巡りのいい体と心でいられたらきっと、軽やかに冬を越せるはず。「1°C上がると、代謝が13%向上する」といわれる体温。今ページでは、内科医・石原新菜氏監修の “ウェルネス リチュアル 温活”を紹介する。健やかさの土台を整える習慣を、今日から取り入れてみては。

一日の中で自分なりの
“温活チャンス”を

「普段の生活の中に、気軽に実践できる『温活』のチャンスが眠っています」と石原医師は話します。時間軸に添った “ウェルネス リチュアル 温活”と共に、石原医師の解説も掲載。自分に合うものから実践し、巡りのよい毎日を。

  • AM7:00

    AM 7:00 心身を整える朝習慣

    1. カーテンを開けて朝日を浴びる
    幸せホルモン「セロトニン」が分泌され、活動モードに

    2. 白湯を一杯飲んで“温めスイッチ”オン
    すりおろしショウガや粉末状のショウガをプラスしても◎

    3. お腹や背中など体の中心を温める
    毎日の腹巻きを習慣に。ベスト、カイロなども活用して

    recommend

    東洋医学では、お腹=体の中心と考えます。お腹を温めることで内臓の働きが良くなり、代謝も上がります。腹巻きは、24時間365日身に付けるのがおすすめ。気温に合わせてベストやカイロも活用してみてください。

  • AM 9:00

    AM 9:00 すき間時間で自ら“温まる”体に

    1. 通勤や通学時、できるだけ階段を
    エレベーターの待ち時間や電車では、つま先立ちでふくろはぎにアプローチ

    2. 仕事や家事の合間に1日30回のスクワット
    1セット10回でもOK。1日に合計30回を目指して、日常に取り入れる

    (1)

    足は肩幅よりやや広めに開いて立ち、両手は頭の後ろに

    (2)

    息を吸いながら、少しずつ腰を落として中腰へ

    (3)

    息を吐きながら立ち上がる

    3. 温かい飲み物を選び、ランチにはスープや味噌汁をプラス
    冷た過ぎないものを摂取。ショウガ紅茶、ココアは特におすすめ

    recommend

    体温を上げたり基礎代謝を上げたり、血圧を安定させるなど多くの役割を担う筋肉。筋肉の75%が下半身に付いていますから、下半身を中心に筋肉量を増やすことで自ら熱を作り出せる体になれます。

  • PM 9:30

    PM 9:30 毎日の入浴で“一日一汗”

    1. 40〜41°C位のお湯に肩まで浸かり、10〜15分
    3分浸かる→3分上がる(体を洗うなど)を繰り返して、トータル10-15分でじんわりと汗がかける

    2. 心安らぐバスエッセンスをお供にリラックス
    樹木香る“スリーピング バスエッセンス”を浴槽に入れて混ぜ広げる

    3. 入浴後、腹巻きや靴下などを履いて温まった体を保温
    締め付け感のない、ゆったりとしたタイプがおすすめ

    recommend

    長時間の入浴でなくとも、しっかりと浸かる/上がるを繰り返すことでプツプツ汗が出てきます。汗が出てきたということは、体温が約1°C上がった証拠。そうすると、代謝と免疫力の向上につながるので、 “一日一汗” を目標に。さらにリラックス効果を得たい時には、半身浴もおすすめです。

  • PM 10:00

    PM 10:00 自分のために楽しむ、夜時間

    1. お気に入りのスキンケアで安らぎを
    化粧液“ハイドロ エッセンスローション n”、スキンオイル“モイスチャライジング オイル n”をなじませて深呼吸

    2. 好きな映画や配信番組で「笑い」と「涙」
    好きなことをしたり、泣いたり笑うこと=ストレスを和らげる効果が期待

    3. 間接照明で副交感神経を優位に
    明る過ぎない、温かみのある光で精神を落ち着かせて

    recommend

    笑顔はウイルスを攻撃する細胞(NK細胞など)を活性化させ、免疫機能を強化してくれます。また、「涙活」という言葉があるように、泣いたり感情を吐き出すことで精神的な緊張が和らいでストレスの解消にも役立ちます。毎日の中でわずかな時間でも、自身が心落ち着いたり、楽しいと思えるひとときを作ってみましょう。

  • PM 11:30

    PM 11:30 7時間睡眠と「質」を意識

    1. 日が変わる前にはベッドに入り、7時間の睡眠を
    疲れた体を修復し、脳を休めるためにも睡眠の時間を確保して

    2. 忙しい人こそ「質」を意識
    樹木香る “アロマティック スリーピングマスク”と共に、深い呼吸で心地よい睡眠タイムへ

    3. ストレッチや腹式呼吸で安らかな入眠に
    体がほぐれて緊張が緩み、自然な眠気が訪れる

    recommend

    「睡眠時間が5時間未満の人は、7時間以上の人と比べて風邪の罹患率が約4.5倍」というアメリカの研究があります。毎日7時間は難しい、という時こそ「質」に注目。深呼吸やストレッチ、好きな香りのスキンケアなど副交感神経が優位になるようなことを取り入れてみましょう。

温めることは
健やかさの「要」

「温活」とは体を温め、健康を維持する活動のことを指します。現代人は昔と比べて、約1°C 平熱が下がっており、35 °C 後半から36°C 前半の人が増えています。漢方の考えでは「冷えは万病の元」。温めることは健康の土台であり、毎日を自分らしく過ごす上でとても大切な「要」です。体温が下がってくると、体はそれ以上体温を逃したくないので血管が縮み、血行が悪くなります。血行が悪くなると肩こり、頭痛、腰痛、生理痛などの凝りや痛みを引き起こします。

また、体温が1°C 違うだけで代謝は約13%も変わってきますから、痩せにくい、太りやすい、そして糖尿病などの生活習慣病が起こりやすくなります。偏頭痛や肩こり、むくみ、便秘などちょっとした不調を感じる日があると思います。検査をしても特に問題はないので、現代医学では対処ができませんが、その不調は「冷え」から来ている場合が多いのです。人は、本来自然の一部ですよね。人間の遺伝子は、“自然”を記憶しています。 現代の私たちこそ、自然のものを本能的に求めているように思います。入浴や睡眠のように、忙しいとつい時間を削りがちな習慣こそ、「質」にこだわってみましょう。香りを取り入れるならば、「バウム」の樹木の香りも良いと思います。難しく考えず、日々の習慣の中でできることから試してみてください。

石原 新菜(医師 / イシハラクリニック副院長 )

石原 新菜 医師 / イシハラクリニック副院長

医学生の頃から自然医学の泰斗で医学博士の父、石原結實(ゆうみ)と共にメキシコのゲルソン病院、ミュンヘン市民病院の自然療法科、英国のブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学の基礎を養う。 現在は父の経営するクリニックで漢方薬処方を中心とする診療を行うかたわら、テレビ・ラジオへの出演や、執筆、講演活動なども積極的に行い、「温め」による美容と健康増進の効果を広めることに尽力している

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