ブラッド・ピット(人物)

1963年12月18日、アメリカのオクラホマ州で生まれる。父親はトラック会社の経営者で、キリスト教の信仰が厚い保守的な家庭で育った。高校では、バスケットボール、水泳、テニス、レスリングなどさまざまなチームに所属するほどスポーツ万能だったが、子どものころから映画が好きで演劇活動も行っていた。大学在学中に俳優になることを決意。学校を中退して325ドルを手にロサンゼルスに向かった。運転手や食堂の店員などさまざまな仕事をしながら演技の勉強をして、「追いつめられて」(87年)の端役で映画デビュー。「テルマ&ルイーズ」(91年)で、ヒロインのテルマの恋人役を演じて注目される。「リバー・ランズ・スルー・イット」(92年)、「カリフォルニア」「トゥルー・ロマンス」(共に93年)といった作品で人気を得て、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(94年)でMTVアワードの2部門を受賞した。連続殺人犯を追う刑事を演じた「セブン」(95年)の演技が高く評価される中、「12モンキーズ」(95年)でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞。この年、「ピープル」誌が選ぶ「最もセクシーな男性」に選ばれた。「ファイト・クラブ」(99年)、「オーシャンズ11」(2001年)、「バベル」(06年)など次々と話題作に出演。「ジェシー・ジェームズの暗殺」(07年)でヴェネツィア国際映画祭の男優賞を受賞。「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(08年)と「マネーボール」(11年)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(19年)でアカデミー賞助演男優賞ほかさまざまな映画賞を受賞した。俳優として成功を収める一方で、02年に映画製作会社、プランB・エンターテインメントを設立。「チャーリーとチョコレート工場」(05年)やアカデミー賞作品賞を受賞した「ディパーテッド」(06年)などを製作した。私生活では00年に女優のジェニファー・アニストンと結婚するが2005年に離婚。12年に女優のアンジェリーナ・ジョリーと婚約。3人の子供を授かるが16年から離婚手続きを始め、19年に離婚が成立した。慈善活動に積極的で、アンジェリーナ・ジョリーとチャリティー組織、ジョリー・ピット基金を設立。世界各地に多額の寄付を行っている。日本での愛称はブラピ。

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