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「グッチ」が開始した“愛の学校” 3つのコースで職人のスキル向上と後進育成を目指す

 「グッチ(GUCCI)」が、職人育成を目的とした研修制度“エコール デ ラムール(Ecole de l’Amour、愛の学校)”を開始した。ラグジュアリー企業として職人の持つ能力を従業員や後進に伝えることを目的としている。マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)=グッチ社長兼最高経営責任者は、「『グッチ』のヘリテージは人と経験の蓄積だ。人や当社の製品の質を高めるためにはトレーニングすることが最善の手段だ」と説明する。講師は「グッチ」の職人やマネジャー、引退した従業員らが務める。

 同研修制度は “クラフツマンシップ スクール(Craftsmanship School)”“ファクトリー スクール(Factory School)”“テクニカル アカデミー(Technical Academy)”の3つのコースに分かれている。

 “クラフツマンシップ スクール”はレザーグッズのデザインや生産を学ぶプログラムだ。期間は6カ月で、イタリア・フィレンツェ郊外のスカンディッチに2017年4月に建設したグッチ アートラボ(Gucci ArtLab)で開講する。

 隔月開催の“ファクトリー スクール”は、特定のレザーグッズの生産における職人の能力向上を目指すコース。17年10月に開講した同プログラムは、異なる「グッチ」の生産拠点で研修を行っており、開講から現在までで60人の生徒を送り出している。

 “テクニカル アカデミー”と呼ばれる3つ目のコースは「グッチ」の従業員のみが対象で、同社の戦略に合わせて新しいスキルを習得するプログラムになっている。“クラフツマンシップ スクール”と“ファクトリー スクール”は、新卒または18~26歳までの無職の若者が対象だ。同社はシューズの生産についても同様のコースを設けることを計画中だという。