ファッション

H&Mジャパン新社長が語る グローバルSPAもローカル化必須の時代

有料会員限定記事

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)の日本と韓国を率いる北東アジア社長に、アネタ・ポクシンスカ(Aneta Pokucinska)氏が就任した。H&Mでのキャリアは、学生時代の出身地ポーランドでのアルバイトに始まり、その後スウェーデン本社でグローバルMD責任者、オムニチャネル化や、地域ごとの市場を統括するリージョナライズ化を進めるグローバル・トランスフォーメーション責任者などの要職を歴任してきた。現在35歳で、同社のリージョナル・マネージャーとしては最年少。1月に就任したポクシンスカ新社長に、日本市場におけるビジョンを聞いた。

WWDJAPAN:日本市場の課題は?

アネタ・ポクシンスカH&M北東アジア代表取締役社長(以下、ポクシンスカ):パンデミックと現在の政治情勢に、ファッション市場全体が影響を受けている。顧客の求める商品や購買動向は大きく変化し、エンターテイメントやライフスタイルに関する消費が増え、ワードローブも家にいる時間を想定した内容に変わった。こうしたチャレンジをチャンスと捉えて今の顧客が求めるコミュニケーション戦略を立てていく。

WWD:日本市場でH&Mを成長させるための具体的な戦略は?

ポクシンスカ:カスタマー・フォーカス(顧客重視)がキーワードだ。顧客を見れば、改善すべき点や伸ばすべき点がはっきりとわかる。グローバルSPAとしての商品展開を強みとしてきたが、今後は私たちの商品をいかに日本の四季やライフスタイル、オケージョンに沿って提案できるかに力をいれる。

この続きを読むには…
残り2122⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。