ビューティ

ファミリーマートが無料で生理用品を利用・寄付できるボックスを試験設置

 ファミリーマートは3月4日から無料で生理用品を利用できるクラウドシェルフ「つながるナプキンBOX」を店舗トイレに試験的に設置した。設置店舗は女性客の利用が多いファミリマート東京家政大学店で、約3か月間を予定する。

 クラウドシェルフとは、アイテムを自由に寄付・利用できる助け合いの仕組みのことで、生理用品のクラウドシェルフを店内に設置するのは大手コンビニエンスストアとして初めての取り組み。

 またクラウドシェエルフとは別に、自由に生理用品の寄付ができる専用ボックス「つながるナプキンPOST」も設置。寄付された未使用の生理用品は検品の上、クラウドシェルフに補充する。

 「生理用品は生活必需品の1つであり、海外では生理用品を無料提供する法案が成立し注目を集めるなど、『生理の貧困』といったテーマを含め国内外でさまざまな議論が起きている。そうした社会背景の中、当社が昨年初めて実施した『生理用品2%引き』にはお客さまから大きな反響があった。価格面でのサポートに加えて、さらにサステナブルでファミリーマートならではのやり方をもっとできないかと考え、いつでも立ち寄れる環境であるからこそ、困ったときに頼れる心強い場所になることができればという思いで、今回の企画に至った」と企画担当者はコメントしている。まずは限定店舗での試験として実施し、最適な運営方法の検証を重ねながら、今後の展開を検討する。

 なお、沖縄県を除く全国のファミリーマート約1万6400店で「生理用品各種2%引き」を国際女性デーの3月8日から5月30日まで実施する。

 同社は昨年、創立40周年を迎え「40のいいこと!?」をテーマに5つのキーワードに基づいてさまざまな取り組みを実施している。今回はキーワードの1つ「『あなた』のうれしい」の一環として行った。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。