コロナ禍の移動制限により旅行やレジャーは激減。その結果、国内の富裕層市場はバブル期を迎えた。昨年秋にスタートした富裕層連載の平山美春さんと友人の渡辺紗耶子さんに今の価値観や市場に求めるモノやコトを聞いた。(取材協力:トーヨーキッチンスタイル東京)
私物に関する店舗への問い合わせはお控えください

右:渡辺紗耶子(わたなべ・さやこ)トーヨーキッチンスタイル専務取締役。大学時代にフランスに留学。青山学院大学卒業後、トーヨーキッチンスタイルに入社。販売職を経て、広報宣伝を担当。2014年セレクトショップ「ラクチュール トーヨーキッチンスタイル」を立ち上げ、買い付け、デザインなど全体のディレクションを行う PHOTO:KOHEI KANNO
平山さんと渡辺さんが出会ったのは2019年秋、2人が通っていた習字教室だった。「今まで日本文化をあまり学んでこなかったので習おうと思いました」と平山さん。茶道を習っていた渡辺さんは、友人の紹介で習字も始めた。お茶会のときに筆で記帳するので、会員の友人に紹介してもらいました」。2人が習い始めたタイミングが同じで、年齢も近いので親しくなったそうだ。
親しくなった理由には“食べることか好き”“ファッションの好みが似ている”といった共通点もある。2人が好きなブランドは「シャネル(CHANEL)」や「グッチ(GUCCI)」。「平山さんには、おすしや洋食、いろいろなお店に誘っていただき、ご一緒しています。彼女と好みが似ていて、同じモノを持っているので会うときにかぶったらどうしようと思うことも(笑)」と渡辺さん。乗馬も2人の共通点だ。平山さんは、書道のほか、薬膳などさまざまな料理教室に週に1回のペースで通いつつ、学生時代にいそしんだ乗馬を楽しんでいる。渡辺さんも学生時代に乗馬をしていたそうで、今は書道とお茶、季節ごとの料理教室に通っている。
フランス留学で得た美意識
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。