ファッション

ジンズHDの2021年通期は増収減益 「資本提携と新商品でDXに突破口」

 眼鏡ブランド「ジンズ(JINS)」を手掛けるジンズホールディングスの2021年8月期の業績は、売上高が前期比6.0%増の638億円、営業利益が同10.1%減の50億円の増収減益だった。

 アプリ会員が650万人から870万人に増加したり、18年からスタートした1日使い捨てコンタクトレンズ「ジンズワンデー(JINS 1DAY)」事業が同181.5%増の9億7200万円に成長したが、田中仁・代表取締役最高経営責任者(CEO)は「コロナが消費に与えた影響は大きかった。『ジンズワンデー』のテレビCMによる広告宣伝費もかさんだ」と振り返る。

 同社は今年6月にフランスのデジタルアイウエアカンパニー、フィッティングボックス(FITTINGBOX)と資本業務提携契約を締結し、10月14⽇には「目のみならず体や心もウェルビーイング(改善)する」眼鏡型デバイス「ジンズ ミーム(JINS MEME)」を発売する。田中CEOは、「より良い顧客体験の提供のためにはデジタルの力が欠かせない」と話す。

 ジンズホールディングスは22年8月期の業績として、売上高が同10.6%増の707億円、営業利益が同24.8%増の63億円を予想する。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。