ファッション

ミステリーショッパーが行く! 2020年座談会 ECが大躍進 問われるリアル店舗の存在意義

有料会員限定記事

 2020年は「ニュウマン横浜」や「新風館」など話題をさらった施設が多く誕生したが、コロナ禍で実店舗の調査数は例年より減り、EC編の調査が増えた。「ユニクロ オンラインストア」やアダストリアの「ドットエスティ」など80点の大台に乗せるサイトが多数。リアル店舗では「リーバイス 原宿 フラッグシップストア」や「イケア原宿」などブランドの世界観や独自サービスを確立する店舗が存在感を示した。(この記事はWWDジャパン2020年12月21・28日号からの抜粋です)

野田肇(26歳 関西担当 以下、野田):86点を獲得しEC編1位となった「ユニクロ オンラインストア」は、トップ画面の情報量が多いもののきれいに整理されており、デザインもオシャレ。リアル店舗よりも購買意欲がかき立てられました。素材やシリーズ名でも検索でき、目的のアイテムにすぐにたどり着けます。

鍵本美里(33歳 関東担当 以下、鍵本):私はトップの情報が多くて少し混乱してしまいました。好みが分かれそうですね。アイテムのサイズが合わなかったときに実店舗で交換申し込みができ、商品在庫が店頭にある場合はすぐに対応してくれるのがうれしい。多店舗のスケールメリットが生かされています。

古谷瞳(37歳 EC&関東担当 以下、古谷):クリスマスギフトやアウターの特集、「ユニクロ ユー」のバナーなど、分かりやすい切り口のバナーが調査時よりも増えたほか、動画コンテンツのボリュームも増してより見応えのあるサイトになっていました。

加賀美勉(55歳 関東担当 以下、加賀美):元「ポパイ」編集長の木下孝浩が手掛ける「ライフウエア マガジン」のウェブコンテンツが非常に充実してますね。坂本龍一や松浦弥太郎など著名人のコラムが掲載され、読み物として非常に面白かったです。

この続きを読むには…
残り5074⽂字, 画像7枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。