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サマンサタバサの最終赤字23億円 20年2月期、不採算事業の見直しで

 サマンサタバサジャパンリミテッドの2020年2月期業績は、純損益が23億円の赤字(前期は13億円の赤字)だった。減収に加えて不採算事業の再編などに伴う特別損失8億1700万円を計上したため、赤字が拡大した。

 売上高は前期比15.1%減の235億円だった。不採算店舗の撤退などによって、期末店舗数を純減36の297店舗に減らした。大幅な減収に伴い、粗利益率は5.4ポイント悪化。販管費率も2.0ポイント上昇したため、営業損益は11億円の赤字(同6億6400万円の黒字)に転落した。経常損益も12億円の赤字(同6億1900万円の黒字)になった。

 新型コロナウイルスによる不確定要素が多いため、21年2月期の業績予想は見送る。同社は7月1日付で、コナカの子会社である服飾雑貨のフィットハウスと合併する。存続会社のサマンサタバサジャパンリミテッドは、コナカの連結子会社となって経営の立て直しを急ぐ。

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