ファッション

ステラ・マッカートニーが気候危機を訴えるカプセルコレクション 「このコレクションは私の信念そのもの」

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が2月12日に発売するカプセルコレクション“ウィー アー ザ ウエザー(We Are The Weather)”とそのキャンペーンビジュアルがユニークだ。小説家のジョナサン・サフラン・フォア(Jonathan Safran Foer)とのコラボレーションから生まれたもので、同氏の最新著書「We Are the Weather : Saving the Planet Begins at Breakfast(ウィー アー ザ ウエザー この惑星を守るには朝食から)」の文面からイメージを広げた、気候危機にフォーカスしたコレクションだ。

 ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)はコレクションについてのコメントを「WWD JAPAN.com」に寄せた。

 「きっかけは、ジョナサンが何年も前に出版した「Eating Animals(イーティング・アニマル:アメリカ工場式畜産の難題)」。彼はこの本に手紙を添えて私に送ってくれた。それをきっかけに私は彼に連絡をして、私たちは同じ信念を共有することや、その信念を通して見える世界の話をするようになった。そして、彼がこの最新著書の制作に取りかっていたころ、執筆途中の本文からいくつかの抜粋を送ってくれた。

 そして私は思ったの――本や文学的な側面を持ったカプセルコレクションを作りたいと。デザイナーとして、クリエイティブでとてもエキサイティングだと思ったから。そして、これまでに一度もやったことがないことだったから。何よりコレクションの内容は私の信念そのものなので、途端にコレクションのプリントやニットウエアが思い浮かんだわ。私にとって非常に視覚的だったけれど、同時にカプセルコレクション全体がサステナブルであることもとても重要な要素だった」。

 このキャンペーンビジュアルは、自然に囲まれたとある島を舞台に撮影された。被写体は、より環境負荷の少ない生活を送るためにこの島に移り住んだ女性たちだ。島の住人をむやみに増やさないために、また、彼女たちの生活を守るためにも場所などは一切非公開となっている。

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