ファッション

ロンドンの若い世代を中心に人気を集めるストリートブランド「ヒドゥン・マングローブス」

 ロンドン発のストリートブランド「ヒドゥン・マングローブス(HIDDEN MANGROVES)」がいま、現地の若い世代を中心にジワジワと人気を集めている。

 「ヒドゥン・マングローブス」は2017年に誕生したばかりの若いブランドで、10代の頃からスケートボードやグライムに親しんでいたロンドン生まれのルカ・ブラウン(Luca Brown)がデザイナーを務めている。立ち上げのきっかけは、欲しいと思うTシャツがなかったために自分で製作し、それを友人たちに配りはじめたことだ。その後、ステッカーを貼ったり地元のスケーターにTシャツやフーディーをギフティングしたりと草の根活動を続けたことで、徐々にそのウイットに富んだカラフルなグラフィックデザインが注目を集め、設立2年目にしてドーバー ストリート マーケット ロンドン(DOVER STREET MARKET LONDON以下、DSML)でも取り扱われている。

 「マングローブの水面下には、マングローブを母体とした世界が広がっている。そこに潜む生き物たちは、マングローブと“家族”でない限り海上からは見ることができない。逆に“家族”であれば好きなだけ見ることができるんだ。また、表面的な関係で終わらせたくないという意味も込めている」とルカ=デザイナーは、ブランド名に託したコミュニティーの大切さを語る。そのため、ルックブックでも偽りのないありのままの自分たちを表現したいとモデルには水原佑果をはじめとした友人を起用し、ルカ=デザイナー自身が撮影したそうだ。

 素材でもルカ=デザイナーがインド旅行中に発見したものを採用するなどこだわりを見せ、夏に控える2020年春夏コレクションでは東京の職人が手作業で染めた生地を使用したTシャツなどを用意するという。

 価格は40〜150ポンド(約5700〜2万1000円)とストリートブランドらしく手頃で、現在「ヒドゥン・マングローブス」の公式オンラインストアとDSMLのほか、東京・原宿のセレクトショップ「ドミサイル東京(DOMICILE TOKYO)」でのみ取り扱っている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。