ファッション

「ヴァンドーム青山」の社長が語る「ゾゾタウン」休止のワケ

 「ヴァンドーム青山(VENDOME AOYAMA)」や「プラス ヴァンドーム(PLUS VENDOME)」などを展開するジュエリー大手のヴァンドームヤマダがファッションECサイトの「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で販売を1月23日から休止している。その理由を山田潤社長に聞いた。

 山田社長は、「直営店や百貨店で販売する新商品が、『ゾゾタウン』だと10%オフで購入できる。期間限定のサービスであれば問題ないが、常時、二重価格になるという点で方向性が違うと感じた」と述べている。“ZOZOARIGATO”は年間3000円または月間500円を払うと商品が10%オフで購入できるというものだ。ヴァンドームヤマダの「ゾゾタウン」における年間の売上高は約6000万円。「彼らにとってもわれわれにとっても売り上げ規模は小さい。退店はしていないので、(“ZOZOARIGATO”が)年に2回程度の期間限定サービスに切り替われば再開も検討したい」と話した。ヴァンドームヤマダでは、デジタル強化を進めており、アマゾンなどでも商品を販売している。

 昨年末に導入された会員制サービス“ZOZOARIGATO”の影響で、アパレル大手オンワードホールディングス(HD)やジーンズカジュアル大手のライトオンなど「ゾゾタウン」を撤退する企業が続いている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。