ビジネス

資生堂が皮膚用薬「フェルゼア」「エンクロン」をライオンへ譲渡

 ライオンと資生堂は、資生堂の子会社である資生堂薬品が販売する皮膚用一般医薬品「フェルゼア(FERZRA)」と 「エンクロン(ENKURON)」の譲渡契約を締結した。譲渡額は明らかにしていない。実行日は7月31日を予定している。

 今回の譲渡契約は、2020年までの中期経営計画で掲げる“ブランド事業の選択と集中”を推し進める資生堂と、医薬品ラインアップの拡大を進めるライオンの思惑が合致したことから合意に至った。

 ライオンは、解熱鎮痛薬「バファリン(BUFFREIN)」や点眼剤「スマイル(SMILE)」などを展開している他、ニキビ用治療ブランドの「ペア(PAIR)」などを有し、新たな経営ビジョンとして“次世代ヘルスケアのリーディングカンパニー”を策定している。「皮膚用薬の市場は、今後も拡大が想定される」ことから新たに2ブランドを加え、薬品事業の成長につなげるとしている。

 「フェルゼア」は、1988年に尿素配合の乾燥対策ブランドとして誕生。第3類、第2類医薬品のクリームやミスト、足の臭い対策の薬用クリームなどを販売し、2015年に総合ボディー対策ブランドとしてリニューアルした。「エンクロン」は湿疹や皮膚炎のセルフメディケーションとして、ステロイド系と非ステロイド系の製品を展開している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。