1. 「大人が着られるモードなエレガンスがない」 萩原輝美さんが手掛ける「テン」

「大人が着られるモードなエレガンスがない」 萩原輝美さんが手掛ける「テン」

コラム

2019/1/5 (SAT) 11:00

 「テン(TEN)」は、ファッションディレクターの萩原輝美さんが2018年春夏に立ち上げたウィメンズブランド。“モードを楽しんできた大人の女性のための普段着”として、上質な素材を使ったリラックス感のあるウエアをそろえる。3シーズン目となる19年春夏は、バルーンディテールやギンガムチェックといったガーリーな要素を取り入れつつ、凝ったパターンで大人が着られる落ち着いたムードに仕上げた。インポートブランドを扱う個店セレクトショップなどで販売する。

 萩原さんは1970年代に「ミルク(MILK)」でファッションに目覚め、そこから古着、海外ブランドと興味を広げてきた。一時パリに住んでいたが、帰国してからはギンザ・コマツのバイヤーを経て、「デザインワークス(DESIGN WORKS)」のウィメンズディレクションなどを担当。経歴からも分かるように、自他ともに認めるファッション好きだ。「エレガントでモードなブランドを中心に、ファッションにはかなり投資をしてきたが、アルベール・エルバス(Alber Elbaz)が『ランバン(LANVIN)』を去って以降、大人が着られるモードでエレガントなブランドが見当たらず、買いたい服がない」という。また、ライフスタイルの変化の中でスニーカーやカジュアルなアイテムも身に着けるようになったが、「いいものを知っている以上、中途半端なものでは満足できない」。そこで一念発起し、自身のブランドを立ち上げた。

 19年春夏物は、旅先でも重宝しそうな軽いドレスを充実している。張りのあるタフタでボリュームシルエットを表現したバルーンドレス(8万5000円)と、細かなタックで腰に量感を出したギンガムチェックのドレス(7万5000円)。そこに、レースにチュールを重ねたコンパクトなブルゾンや、グログランの軽い羽織りを合わせる。Tシャツは、ラグランスリーブにダーツを入れて肩を丸く華奢に見せる。パターンは、海外でも経験を積んだ知人が手掛けているという。

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