1. 写真家エレン・フォン・アンワースが語る「東京大好き!」から「#MeToo」まで

写真家エレン・フォン・アンワースが語る「東京大好き!」から「#MeToo」まで

インタビュー

2018/11/18 (SUN) 11:00
エレン・フォン・アンワース:1954年ドイツ・フランクフルト生まれ。20歳の時モデルになり、パリのエリート・モデル・マネジメントに所属し、10年間活躍。84年自身が撮影した写真が「ジル」誌に掲載されたのを転機にフォトグラファーに転向。クラウディア・シファー(Claudia Schiffer)を起用した「ゲス(GUESS)」のキャンペーンなどが話題になりトップフォトグラファーの仲間入りをする。サイン会がハロウィンの10月31日だったため、ネコの耳を着けて登場した PHOTO BY SHUHEI SHINE

 フォトグラファーのエレン・フォン・アンワース(Ellen Von Unwerth)が来日し、10月末に銀座 蔦屋書店でサイン会を行った。アンワースと言えば、コケティッシュでガーリーなファッション写真で知られるが、今回の来日の目的は、「フランフラン(FRANCFRANC)」の2019年春夏キャンペーンおよびカタログの撮影。同ブランドがアンワースを起用したのは、顧客の多くが女性であり、ファッションを楽しむように部屋のデコレーションを楽しむというメッセージを伝えるためだという。来日したアンワースに、クリエイションから「#MeToo」問題まで聞いた。

WWD:今回「フランフラン」の撮影で来日した感想は?

エレン・フォン・アンワース(以下、アンワース):来日できて大興奮しているわ。「フランフラン」の世界観はガーリーでカラフルな私の世界観とよく似ているから、ファッションのように撮影するつもり。

WWD:インテリアの撮影は初めて?

アンワース:駆け出しのころ、オフィス家具の撮影をしたことがあるわ。セクシーな秘書が必要だわって、モデルを使って撮影した。

WWD:今回の撮影で何を表現したいか?

アンワース:2人の女の子が住む家がテーマよ。彼女たちの生活のいろいろなシーンを捉えるつもり。料理したり、ドレスアップしたり。「フランフラン」には壁紙など、いろいろと遊び心たっぷりに使えるものがあるから、ちょっと大げさに演出して、キャンペーンやカタログを見る人に、「私も同じような部屋で生活したい」と思ってもらいたい。

WWD:被写体によって撮影のスタイルは変わるか?

アンワース:変わらないわ。私は、1950年代や60年代の映画が大好きなの。ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)やソフィア・ローレン(Sophia Loren)などの女優のファッションとかね。今回は映画「ロスト・イン・トランスレーション(Lost In Translation)」が撮影された「パークハイアット東京(PARK HYATT TOKYO)」に滞在するから、すごくワクワクしている。どんな撮影の時も、必ず女性が被写体の一部として存在するの。

WWD:自身の作風について、どう思うか?

アンワース:自分の作風について語るのは難しいわね。誰かに語ってもらう方がいいと思うけど……。女性のセンシュアルな部分を解放する感じかしら。

WWD:ファッションとインテリアの関係についてどう思うか?

アンワース:とても近い存在だし、共存するものだと思う。どちらも美しい方がいいじゃない。

WWD:「#MeToo」ムーブメントについてどう思うか?

アンワース:女性が勇気を出して発言したのはいいことだと思うけど、本当にショックな出来事だった。今はSNSですぐ拡散されるでしょう。男性、女性、立場などに関係なく全員が責任を持つべきことだって思う。清教徒のように行動するべきとか、女性に尼になれとは言わないけれど。この件に関して、今はあらゆる人が恐怖心を抱いている。そのうち全てあるべきところに収まるとは思うけど。

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