ファッション

ユナイテッドアローズが新ブランド立ち上げ 生産パートナー企業と提携して卸展開

 ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS以下、UA)は、2019年春夏シーズンから、世界および日本の優れた工場や職人と協業する新ブランド「フィータ(PHEETA)」をスタートする。UAは企画・デザイン・生産監修・展示会運営と卸先開拓のサポートを担当し、実際の卸販売は提携する生産パートナー企業が行うというもので、同社にとって新しいビジネスモデルになる。デビューシーズンは、同社のエイチ ビューティ&ユース(H BEAUTY&YOUTH)、UA新宿店、神戸三宮店、横浜店に加え、他社セレクトショップ、百貨店などへ卸す予定だ。

 ブランドコンセプトは、“繋(つな)ぐ服”。同社が展開していたブランド「アナザーエディション(ANOTHER EDITION)」でクリエイティブディレクターを務めていた神出奈央子がディレクターを務め、服飾生産の技術や文化を継承し、長く大切に引き継いでいけるようなモノ作りを行う。さらに、“繋(つな)ぐ服”を体現すべく、引っ掛けや破れによる破損部分のリペアや、汚れや変色による染め直しの推奨など、長く着用できるアフターケアサービスも実施する予定だ。

 ファーストコレクションは、インドのレース工場と協業。同工場が持つ19世紀初頭に開発された希少なボンビーレース機から生まれるリバーレースを使用。ウィメンズを中心に全8シリーズ23アイテムをそろえる。

 アイテムは、ワンピース(3万〜8万円)、長袖ブラウス(2万1000〜6万円)、半袖ブラウス(1万6000〜5万円)、ボトムス(2万5000〜6万円)。公式ウェブサイト、インスタグラムを12月中旬に公開する。

 今後は、現在の協業先に限らず、世界の優れた技術や職人との協業を増やし、展開アイテム・カテゴリーを拡大していく。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。