ヘアスタイリングの常識を覆す「ダイソン エアラップ」誕生

2018/11/29

ダイソン エアラップ
ダイソン エアラップ

 ヘアドライヤー「ダイソン スーパーソニック イオニック」でビューティカテゴリーに進出したダイソンから、今秋、これまでのヘアスタイリング概念を打ち壊すまったく新しいスタイリングツール「ダイソン エアラップ」が誕生した。これは、スタイリング時の過度な熱によるダメージリスクを軽減することを目的に「風の力」に着目したもの。同社が25年以上にわたって取り組んできた流体力学の技術研究と毛髪科学研究の知見を結集して、熱だけに頼らないヘアスタイリングを実現した。セルフスタイリングでプロが施術したようなブローやカールに仕上げることができる。

ダメージリスク減
風でスタイリングするから
過度な熱によるダメージリスク減

「エアラップ」は、髪の水素結合が水分によって切れて、乾くときに再結合することで髪が形づくというメカニズムをスタイリングに応用した。過度な熱ではなく、濡れた髪の水分が乾く風の力を使ってスタイリングすることで、髪が過度な熱によって傷むリスクを減らすことを可能にした。

“コアンダ効果”
“コアンダ効果”により髪が自動で
巻き付いて誰でも簡単スタイリング

 これまでのスタイリングツールは自分で髪を巻く必要があるため、左右対称に巻けない、高温のプレートに触れて火傷をするリスクがあるなどの悩みが多かった。「エアラップ」は“コアンダ効果”を生み出す空気の力で髪が自動で巻き付くため、テクニック不要で誰でも簡単にスタイリングを楽しめる。

“時短で多様なスタイル”
カール、ブロー、ドライが3 in 1
時短で多様なスタイルが可能に

「エアラップ」は髪が湿っている状態から乾く力をスタイリングに応用しているため、髪を乾かしながら一気にスタイリングまで仕上げることができ、毎朝のスタイリング時間を短縮。さらに、髪をボリュームダウン、ボリュームアップ、ストレートヘアからカールヘアまで幅広いスタイルに対応する。

ダイソンが
スタイリングツールに応用した
“コアンダ効果”とは?

 コアンダ効果とは、気体(空気)が勢いよく噴出するそばに壁を近づけると、空気のもともとの流れと壁の方向が離れていても、壁の側面に沿って空気が流れようとする現象。「エアラップ」に搭載された独自開発のダイソン デジタルモーター V9は、毎分最大11万回転し、3.2キロパスカルの風圧を作る。その風が幅0.6mmの噴射孔からカーラーの表面に送られ、カーラー全体に均等な気流を生み出し、発生したコアンダ効果により、髪にカーラーを近づけると髪が引き寄せられて巻き付く。

ヴェロニカ・アラニス

あらゆる髪タイプを
毛髪科学の観点から研究し開発

 ダイソンが2016年に発売した「ダイソン スーパーソニック イオニック ヘアードライヤー」は、過度な熱に頼らず髪を早く乾かすという課題を解決できた。しかし毛髪科学の研究を重ねる中で、世の中の女性たちはスタイリングにこそさまざまな問題を抱えていることが分かってきた。開発過程では世界中のあらゆる人種のあらゆるヘアタイプのサンプルを集めて、それぞれの髪質やスタイリングの悩みを解決するスタイリングツールを、さまざまなテクノロジーを駆使することで実現した。

ヴェロニカ・アラニス/アドバンスド インサイト エンジニア

PROFILE:メキシコ出身。エディンバラ大学大学院で修士号を取得。電気機械部品のエンジニアとして経験を積んだ後、2016年にダイソン入社。デザインエンジニアとしてパーソナルケアカテゴリーの新製品研究開発チームに所属する

Dyson Airwrap

独自開発のダイソン デジタルモーター V9が毎分最大11万回転し、高速・高圧の風の力で髪を乾かしカールする。3つのボタンは中央が電源オン・オフ、コールドショット(冷風切り替え)、左ボタンは風速調整、右ボタンは風温調整。アタッチメントの着脱は、スタイラー上部のボタンを押し固定を解除して行う。

Airwrapカーラー

AirwrapTMカーラー

30mmと40mmがあり、左巻きと右巻き各2つがセットに含まれる。カーラーを毛先に近づけて髪が自動的に巻き付いたら乾くまでホールドし、コールドショットで癖をつける。

プレスタイリングドライヤー

プレスタイリング
ドライヤー

スタイリング前に髪を8割程度まで乾かすときに使用する。ダイソン デジタルモーター V9搭載で、高圧・高速の気流が髪を速く乾かす。マイナスイオンが、髪の静電気も抑える。

スムージングブラシ

スムージングブラシ

ブラシ表面に気流が発生し、艶髪に整える。「ボリューム + シェイプ」のセットに付くソフトタイプの他に、別売りで毛の量が多い人や癖が強い人用のハードタイプがある。

「ダイソン エアラップ ボリューム + シェイプ」(5万5000円、編集部調べ)
〈セット内容:30mm エアラップ カーラー×2、40mm エアラップ カーラー×2、プレスタイリングドライヤー、スムージングブラシ(ソフト)〉

岡田晃忠

さまざまな髪の悩みに応えて
スタイリングの幅も広がる

 「エアラップ」はドライヤーもカーラーもヘアブラシも1台でまかなうことができる、これまでになかったまったく新しいツールだと感じた。使い方次第で髪のボリュームダウンやボリュームアップなどさまざまな髪の悩みを解決しながら、バリエーション豊かなスタイリングを楽しむことができる。さらに、ヘアアイロンは通常、髪が乾いた状態を過度な熱でスタイリングするため髪が硬くなりやすいが、「エアラップ」は濡れた髪を乾かしながらスタイリングするため柔らかい仕上がりで、非常に形が崩れにくく持ちがいいカールやウエーブを作ることができるのも特徴だ。

岡田晃忠/ヘアサロン「アピッシュリタ(apish Rita)」店長

PROFILE:2008年にヘアサロン「アピッシュ」に入社。東京・表参道のヘアサロン「アピッシュリタ」の店長を務める。サロンワーク以外にも雑誌の撮影やヘアメイク、セミナーなどさまざまな分野で活躍し、ヘアケア商品の開発にも携わる

PHOTO: KOUICHI IMAI
問い合わせ
ダイソンお客樣相談室
0120-295-731