1. ドーバー ストリート マーケットがLAに新店 「シャネル ファイン ジュエリー」コーナーも

ドーバー ストリート マーケットがLAに新店 「シャネル ファイン ジュエリー」コーナーも

コマーシャル 新作 オープン

2018/11/5 (MON) 09:30

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の川久保玲デザイナーがディレクションするセレクトショップ、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET以下、DSM)が11月3日に、アメリカ・ロサンゼルスに6店舗目をオープンした。1400平方メートルの店舗のコンセプトは“美しいカオス”。エイドリアン・ジョフィ(Adrian Joffe)=コム デ ギャルソン インターナショナル(COMME DES GARCONS INTERNATIONAL)最高経営責任者(CEO)兼ドーバー ストリート マーケットCEOは、「実店舗よ永遠に。その重要性はさらに増している」と語った。

 DSMが出店するインペリアル・ストリートは、エッジーでありつつも急激に高級化が進むエリア、アーツ・ディストリクトにある。以前から出店を考えていたが、さまざまなタイミングでシンガポールの店舗が先にオープンしたという。「全てがちょうどいいタイミングだったので、流れが来ていると思った。ロサンゼルスに出店するいい時期だと思う」。最初に「アポリス(APOLIS)」「ゲリラ アトリエ(GUERILLA ATELIER)」(閉店)、「アルケミー ワークス(ALCHEMY WORKS)」などが出店し、引き続き「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」「シャイノラ(SHINOLA)」「ウィットモア(WITTMORE)」が店舗を構えたアーツ・ディストリクトは、近隣に複合施設のロー・ディーティーエルエー(ROW DTLA)もあり、ロサンゼルスでも小売りが非常に盛り上がっているエリアだ。実験的なコンセプトを受け入れ、建築トレンドやテクノロジーを活用した店舗など流行の発信地であるこのエリアは、ファッション・ブランドにとっても非常に魅力的である。

 DSMが扱うジュエラー「レポシ(REPOSSI)」のガイア・レポシ(Gaia Repossi)=アーティスティック・ディレクターは、「ロサンゼルスはリソースの豊富な街。デザイン面でも、チャールズ・イームズ(Charles Eames)のケース・スタディ・ハウス(CASE STUDY HOUSE)やフランク・ゲーリー(Frank Gehry)などの素晴らしい歴史がある。過去のニューエイジ・カルチャーと現代のアート・シーンが共存し、ビーガン・フードや電気自動車などの環境に関するムーブメントが盛んなロサンゼルスには、力強いダイナミズムを感じる。インフルエンサーが多く住み、テック業界の企業がたくさん存在することを考えると、そのメディア・パワーも大きい。前衛的なファッション・ブランドが出店するには絶好のタイミングだと思うし、DSMがその動きを加速させるだろう」と語った。

 取り扱いブランドは「シャネル ファイン ジュエリー(CHANEL FINE JEWELRY)」「グッチ(GUCCI)」「イデア・ブックス(IDEA BOOKS)」「ステューシー(STUSSY)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のほか、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「カルバン・クライン ジーンズ(CALVIN KLEIN JEANS)」など。またオープンを記念し、「ステューシー」や「シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)」など複数のブランドで特別限定品が発売される。さらに、同エリア初となる製品を取りそろえつつ、地元の若手デザイナーであるカイル・イン(Kyle Ng)によるブランド「ブレインデッド(BRAIN DEAD)」のショップ・イン・ショップも展開する。インは、「ただ製品を売るだけではなく、インスタレーションなどのアート・パフォーマンスも行う予定。DSMは本当に特別な存在で、買い物というよりカルチャー体験を提供してくれる場所だと思う。ロサンゼルスにはそうした店が必要だ。インターネットとアマゾン(AMAZON)の時代において実店舗は非常に重要だが、服を見るだけではなく、他人の視点から物事を見られる点が大事なんだ。普段なら買わないブランドを目にしたり、知らない人と交流したりといったことがね。僕たちはフィジカル世界に生きていて、買う洋服も“フィジカル”なのに、オンラインで買い物をするなんて」と述べた。

 プロモーション動画の撮影には、地元の若い映像作家ローズ・シュロスバーグ(Rose Schlossberg)を起用。前駐日米国大使キャロライン・ケネディ(Caroline Kennedy)の娘である。「コミュニケーションには地元出身のアーティストを起用したかった。キャロラインとは親交があり、ロサンゼルスに店をオープンする話をしたら、『映像作家の娘がロサンゼルスにいる』というので会ってみた。とても気が合ったので、彼女に依頼することにしたんだ」とジョフィCEO。

 DSMの店舗デザインは全て川久保が手掛けている。ロサンゼルス店の白い壁は初の試み。「通常、DSMの外壁はコンクリートだが、川久保はカリフォルニアの明るい太陽と光に合わせて白いタイルにしたんだ」とジョフィCEOは言う。自然光を取り入れるため、天窓も作られた。また、DSM各店舗の象徴である「ハット(小屋)」も再解釈され、「2つの小屋が1つの巨大な小屋に融合したような形」になっている。内装には、ニュートラル・トーンの素材や波型鉄板、トタン板、ペイントされた石膏ボードといったDSMの特徴的な資材が使用されている。

 「コム デ ギャルソン」の内装も新たなものであり、例えば商品棚には水玉模様のアクリル樹脂が使われている。「DSMの設計は、川久保が日本で手掛けている仕事の新たなバージョンであることが多いのだが、今回は本当の意味で『初めて』のデザインであり、うれしく思っている。こうしたケージ風のデザインは今までにないものだ」。店内には、東恩納裕一を含む6人のアーティストによるシャンデリアも飾られる。次の店舗については、「今回の疲れが癒えた頃、いつかパリに出店したいと思う。しかし、まだ計画は何もないし、こうしたことは自然に起こることが大切なんだ」とジョフィCEOはコメントした。

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