1. 「マルニ」創業デザイナーの長女による「プラン C」 デビューコレクションを語る

「マルニ」創業デザイナーの長女による「プラン C」 デビューコレクションを語る

インタビュー

2018/9/26 (WED) 00:00
カロリナ・カスティリオーニ「プラン C」クリエイティブ・ディレクター:大学卒業後、2005年にファミリービジネスに加わり、小売部門で「マルニ」店舗のアクセサリーバイヤーとしてキャリアをスタートする。06年、「マルニ・ビジュアル・ストア」の開発を行う。11年、ウェブサイトのディレクターに就任し、全デジタル部門の拡大する。その後、スペシャルプロジェクト・ディレクターとして「マルニ・フラワー・カフェ」などを手掛ける。16年10月、退社

 「マルニ(MARNI)」創業デザイナーのコンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)の長女、カロリナ・カスティリオーニ(Carolina Castiglioni)による新ブランド「プラン C(PLAN C)」が披露された。「マルニ」では、ビューティやデジタルなどのイベントやプロジェクトを手掛けていたカロリナにとって、ウエアを含むコレクションを手掛けるのは今回が初めて。「マルニ」同様、父ジャンニ・カスティリオーニ(Gianni Castiglioni)と弟のジョバンニ・カスティリオーニ(Giovanni Castiglioni)と共にファミリービジネスを再スタートしたカロリナ。ブランドに対する思いや母コンスエロとの共通点などを聞いた。

WWD:「プラン C」はどのようなブランド?コンセプトは?

カロリナ・カスティリオーニ「プラン C」クリエイティブ・ディレクター(以下、カロリナ):“私が欲しいもの、着たいもの”。とてもパーソナルな思いが詰まったブランドよ。私の好きなプリントや色をミックスした色柄を基調に、特別に加工したコットンやポプリンなど厳選した素材を使用している。

WWD:2019年春夏のデビューコレクションについて教えて。

カロリナ:表現したのは“型にはまらない、自分だけの、自由”。着る人の好みは人ぞれぞれだから、組み合わせも自由。自分のスタイルを持ち表現することはアーティスティックな感性に共通する。洋服を通じて、ポジティブやハピネス、フレッシュネスを感じ、ファッションを楽しんでほしいわ。

WWD:キーアイテムは?

カロリナ:ラムレザーのボックスジレや全面に花柄をプリントしたセットアップなど。私が着用している緑のスパンコールを散りばめたチュール生地のバギーパンツやオーバーサイズの白いシャツもそうね。マニッシュにもフェミニンにも感じるアイテムをそろえて、ミックスコーディネートを提案するわ。

WWD:バッグやウエアに描かれたイラストが印象的。

カロリナ:私の娘、マルガリータが描いたの。お兄さんキャラクターの“Filippo”と想像上の友だち“Bianca“ですって。

母、コンスエロとの共通点は?

WWD:立ち上げたきっかけは?長年、母が手掛けてきた「マルニ」とは違う点はある?

カロリナ:2016年10月16日にマルニを退社後1年半の間、ミラノでゆっくり家族との時間を過ごしてきた。その時点ではまだブランド設立のことは考えていなかったんだけど、マルニで長年取引のあった工房との付き合いがなくなってしまうのはもったいないと父と弟が考え、ブランドスタートに至ったわ。ブランドフィロソフィーも父の発案で、「これまでよりもイージーでリラックスして楽しめる服を作ろう」と始めることになった。

WWD:日本におけるディストリビューターとなり、「マルニ」時代の“立役者”とも話すパラグラフの前出政伸・代表とは、どのような関係?「プラン C」でもどのような存在?

カロリナ:私たち家族とは20年以上の付き合いで、彼は私の10代のころもよく知っているわ。マルニジャパン設立のときも私たちのビジョンやブランドをとても理解してくれて、市場開拓に彼の尽力がとても大きかった。「プラン C」も彼が携わってくれてとても心強いわ。

WWD:コンスエロはメンバーに携わっている?

カロリナ:「プラン C」には関わっていないわ。彼女は今、自分の時間を楽しみに過ごしている。孫たちとの時間も増えてうれしがっているわ。でもコレクションの“アドバイス”はもらったわよ。

WWD:これまで一緒に仕事をしてきたけれど、ビジネスの上司として、また母として、コンスエロはあなたにとってどういう存在?

カロリナ:もちろん彼女から影響を受けたことはたくさんある。特に仕事の中での影響は大きくて、異なる色の組み合わせ方はすごく勉強になっているわ。実際に母とは好みが似ていることはあるし共通点もあるけれど、やっぱり年代も性格も違うから、「プラン C」はより私自身のフィルターを通したクリエイションができていると思う。

WWD:例えばどんな共通点がある?

カロリナ:そうね、買い物に行くと同じアイテムを選ぶことがよくあるわ。日本に来た時には、別々に買い物に行って、私の娘のものに選んだ服をホテルで見せると同じものを買っていたことがあったわね(笑)。

WWD:ミラノに作ったオフィスはとても思い入れのある場所だとか?

カロリナ:6月末にヴィスコンティ・モロドネ通りにあるアパートの一角にオープンしたわ。そこは、私の曽祖母が1960年代に「ペリッチャ・モッタ(Pelliccia Motta)」というオーダーメードの毛皮メーカーをしていたところで、しばらくは何も使っていなかった場所なの。新しく改装したオフィスも“ハウス”をコンセプトに、マーブルの大理石のフロアに仕上げたり、木彫のデコレーションをそろえたり、アットホームな雰囲気にデザインした。ミラノは私たち家族にとってとても特別な場所。

WWD:「プラン C」で掲げる新しいチャレンジとは?

カロリナ:ウエアを含むコレクションをデザインするのは、初めて。「マルニ」ではスペシャルプロジェクト・ディレクターとして、デジタルやビューティなどの分野に取り組んできたから。でもクリエイティブのモノ作りは踏襲していくわ。

WWD:「プラン C」でもビューティやデジタルに関する計画はある?

カロリナ:まだわからないわ。eコマースは視野に入れているけど、ビューティについては未定ね。

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