1. 夏フェス前に知っておきたい業界人注目のツーピースバンド ドミコとは

夏フェス前に知っておきたい業界人注目のツーピースバンド ドミコとは

インタビュー

2018/7/21 (SAT) 11:00
ドミコ:2011年結成。さかしたひかる(Vo、Gt)と長谷川啓太(Dr)の2人からなる独自性と独創性で他とは一線を画す存在として活動し、中毒性のあるライブに定評がある。16年11月に初のフル・アルバム「soo coo?」リリース。17年6月に初の配信限定シングル「くじらの巣」リリース後、「フジロックフェスティバル'17(FUJI ROCK FESTIVAL'17)」に出演。10月には2nd アルバム「hey hey,my my?」リリース。初の中国ツアーを経験し、全国8カ所のワンマン・ツアーはソールドアウト続出。18年は日本テレビ系「バズリズム02」の“これがバズるぞ2018”にて5位にランクイン。3月にはJET全国ツアーのゲスト・アクトを経て、初渡米。SXSW出演後、全米6カ所を回るツアーを無事終了させた。 PHOTO BY TAKUYA NAGATA

 2011年に、さかしたひかる(Vo,Gt)と長谷川啓太(Dr)のツーピースバンドとして結成。その独創性からドミコの音楽性はガレージ、ローファイ、サイケなど多面的に形容されることが多いが、その個性的なサウンドはどのカテゴリーにも分類し難い。7月20日には新曲「ベッドルーム・シェイク・サマー」をリリースするなど、いま勢いのあるバンドの一つだ。また、ライブにも定評があり、今夏も「ライジングサンロックフェスティバル(RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO)」など各地の夏フェスに登場予定。9月には初のツーマン・ツアーを開始する。今回は、ボーカルのさかしたひかるにロングインタビューを行い、独特な楽曲が生まれる背景や、“でかいTシャツ”を求めて古着屋を巡るというファッション嗜好についても迫った。

WWD:まず、その独特なバンド名の由来は?

さかしたひかる(以下、さかした):特にないんですよ。働いていたころに、急きょライブをやることになって、「バンド名がないと出演できないな」ということで響きから「ドミコ」とつけました。もともと、名前は短い方がいいなという思いはあって。深く考えずに「なんでもいいや」くらいの気持ちでしたね。

WWD:ドラムの長谷川啓太さんとの2ピース体制は珍しいが。

さかした:特に意識したことはないですが、2人でセッションをしてそのままライブに出て、とても自然な流れだったのでそのままという感じで。これまでメンバーを増やそうと思ったことは一度もなかったです。

WWD:どのように曲を作っている?

さかした:まず曲ができて、「あぁ、そこに歌詞をつけないといけないのか」となって、つけていく感じ。最初に英語っぽい歌詞を作り、後からそこに日本語を当てはめるという流れで作っています。歌詞には、客観的な視線の中に一部、自分の本音を混ぜたりしています。音楽からドミコの世界観が伝わればいいなと思っています。

WWD:歌詞には食べ物が多く登場しているように思うが。

さかした:確かに多いですね。歌詞に出てくるものに自分の身近なものは少なく、聴いた人がすぐにイメージしやすいようなもの考えた結果、食べ物が増えてきたと思う。でも歌詞にはあまり意味はないです。

WWD:7月20日に配信リリースする「ベッドルーム・シェイク・サマー」については?

さかした:スムーズに書けた曲ですね。メッセージ性は特になくて、なんとなく状況を歌ったものです。ドミコの曲では歌詞にあまり意味を持たせないようにしています。恥ずかしいから(笑)。それに、具体的なメッセージ性を持たせると逆に安っぽくなってしまうことがあると思う。ただ、言葉はきちんとはまるものを考えて使っています。聴いた人がそれぞれに解釈してくれたらいいと思っていますね。

WWD:曲作りのインスピレーション源は。

さかした:決まったものは特にないですね。どんな時に曲が思いつくか分からないので、常に音楽とは向き合っている状態です。制作期間も曲によってさまざまで、1フレーズが決まっていても、完成までに時間が空くことも多いですね。ストーリーや書きたいことがあっても気分が乗らなければ書けないので、作業には時間がかかることが多いです。性格的に長い時間集中して作業ができないので、毎日30分くらいを継続していけたら理想的だと思う。

WWD:影響を受けた音楽は。

さかした:ディアハンター(Deerhunter)はかなり聴いていました。どんな曲もまんべんなく聴いていましたが、奥田民生さんがすごく好きでユニコーンを含めて中学生のころからよく聴いていて、ロックだけでなくポップスを聴くきっかけになった人。一度だけお会いする機会があり、音源を渡しました。ものの10秒程度の出来事でしたね(笑)。

WWD:同世代で気になるミュージシャンはいる?

さかした:最近聴いているのは、クルアンビン(Khruangbin)というテキサスのバンドです。ライブも音楽もかっこいいですね。最近一緒にライブをしたトリプルファイヤーは唯一無二の感じで、ずっと聴いていられる音楽ですね。

WWD:音楽以外で興味のあることは何か。

さかした:難しいなぁ。時間があると音楽の機材を見てしまうので。ときどき、車で遠くに行ってみたいなと思うことはある。活字が苦手で本を読んだり雑誌を見たりすることはなくて、映画も子ども向けのものでないと最後まで集中して見る自信がないですね(笑)。他には、古着屋を見るのが好きで、でかいTシャツを集めています(笑)。横にでかいサイズのTシャツは着心地がいいんです。

WWD:古着屋はどのへんの店を見るのか。

さかした:全く決まっていなくて、むしろいつも新しいお店を見ようという感じ。ツアーの時は必ず地方の古着屋に寄るようにしていますね。最近買った中では、サラっとした生地のスラックスを気に入っています。

WWD:長谷川さんと一緒に買い物も?

さかした:長谷川は服に興味がないから一緒には行かないですね。前に、撮影でスタッフさんから白いTシャツを指定されたときがあって。長谷川は持っていなかったらしく、コンビニで買っていました(笑)。同じバンドをしているということ以外は、共通点はあまりないですね。長谷川はお酒も飲まないし、ツアー先でもホテルからほとんど出ないんです(笑)。

WWD:最終的に目指すところは。

さかした:音楽を作っていく過程では「売れたい」という発想はないけれど、漠然とお金はあればいいなとは思いますね。あと、音楽を作るときに、こうしたい、こうすべき、という目標のようなものは常にあります。将来的なことはあまり考えていなくて、2人で音楽を作って、ライブをして、という今のシンプルな構成がずっと続けられたらいいなと思っています。あとは国内外問わず、誰も知らない場所でライブをしてみたいという気持ちがあって。受け入れられるかどうかわからないけれど、ライブをいろいろな場所で試してみたいですね。

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