ファッション

創業50周年を迎えたエトロが展覧会を開催

 エトロ(ETRO)が創業50周年を記念して、2019年春夏ミラノ・ファッション・ウイーク期間中の9月22日からミラノ文化博物館(MUSEO DELLE CULTURE、通称MUDEC)で展覧会を開催する。

 エトロは1968年にジローラモ・エトロ(Gerolamo Etro)がミラノで創業したテキスタイル企業で、その後ラグジュアリー・ライフスタイル・ブランドへと進化を遂げた。「この展覧会はエトロ一族の50年の歩みを披露したいという思いから生まれた。ミラノ文化博物館を選んだ理由は、ここが国際的な文化に焦点を当てた博物館であり、当社のビジョンやDNAと通ずるものがあると考えたからだ。お決まりの内容ではなく、エンターテインメント性あふれる、楽しい展覧会にしたかった。かなり派手な内容になっていると思う」と、ジローラモの長男でホーム&テキスタイルのクリエイティブ・ディレクターを務めるヤコポ・エトロ(Jacopo Etro)は説明する。

 ジローラモには4人の子どもがおり、次男キーン(Kean Etro)と第4子で長女のヴェロニカ(Veronica Etro)はそれぞれメンズとウィメンズのクリエイティブ・ディレクターを務め、三男のイッポリト(Ippolito Etro)は同社の戦略立案を担っている。

 同展覧会では、過去から最新コレクションまでの展示を行う他、ブランドのあらゆる面に焦点を当てたビデオを上映する。また、「エトロ」のライフスタイルに対する思いを表現するために、展覧会用にカスタマイズした椅子を展示する。この椅子は後に「エトロ」の家具コレクションに含めるという。

 また、展覧会に合わせて50型からなるカプセルコレクションを発売する。同コレクションは、ヴェロニカとキーンが共同でデザインしたもので、エトロのシグニチャーでもあるペイズリーの限定プリントによるTシャツやスエットシャツ、フーディーなどの他、同社のテキスタイルを活かしたシルクやカシミアのスカーフ、刺しゅう入りのスリッポンなどを展開する。オンラインで先行発売後に、リニューアルしたミラノの旗艦店で販売する他、10月からはロンドン、パリ、マドリード、ミュンヘン、t東京、北京、上海、香港、シンガポール、ニューヨーク、ロサンゼルスなど、世界中の主要店舗で取り扱うという。

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