ファッション

「イケア」とヴァージルによる「アート作品に近い家具」 アディダスやレゴとのコラボも

 「イケア(IKEA)」が創業の地スウェーデンで毎年開催している「デモクラティックデザインデイズ 2018(Democratic Design Days 2018、以下DDD)」で、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・アーティスティック・ディレクターにも就任したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)やアディダス(ADIDAS)、デンマークの玩具会社レゴ(LEGO)、ビヨンセ(Beyonce)の妹ソランジュ(Solange)による「セイント ヘロン(SAINT HERON)」とのコラボコレクションが発表された。

 ヴァージル・アブローとのコラボはすでに昨年の「DDD 2017」時点で発表されていたが、今回は19年に発売予定とされるコレクション“マルケラッド(MARKERAD)”の一部アイテムが公開。本来モノをしまうはずなのに木枠とガラスで作られたためにどこからでも中身が見えてしまう正方形のキャビネットをはじめ、脚にドアストッパーが付いた椅子、「イケア」の製品表示タグを拡大したかのようなラグの3点で、ヴァージルいわく「アート作品に近い家具」とのこと。今後、ベッドやテーブルといった日常生活の必需品をラインアップしていく予定だ。

 アディダス、レゴ、「セイント ヘロン」とのコラボコレクションについても今後詳細が発表される。先行して「イケア」の公式インスタグラムで公開された動画ではそれぞれ、“家の中でのライフスタイルをヘルシーにするもの”“家の中での遊び心にクリエイティブさをもたらすもの”“建築、音楽、デザイン、アートで人々の生活をより良くするもの”と告知されている。

 さらに「DDD 2018」では8人の気鋭クリエイターとのコラボラグ“IKEA ART RUGS 2019”も披露された。8人はヴァージルをはじめ、イギリス人デザイナーのクレイグ・グリーン(Craig Green)「クレイグ グリーン」デザイナー、フィリップ・パゴウスキー(Filip Pagowski)、日本人芸術家の河井美咲ら。8人のクリエイターは計12点のラグを製作し、ヴァージルとのコラボラグは、これまで“マルケラッド”のアイテムの1つだと思われていた“KEEP OFF”の文字が載ったものと、ウェブでの画像のローディングを模した写真に“STILL LOADING”の文字が載った2点が展開される。こちらも“マルケラッド”同じく19年に発売される予定だ。

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