ビジネス

LVMHアルノー会長の息子アントワンがコミュニケーション領域のトップに就任

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)の息子のアントワン・アルノー(Antoine Arnault)=ベルルッティ(BERLUTI)CEO兼ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)会長を、LVMHのヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージに任命した。

 アルノー会長兼CEOは「近年増加し続ける(SNSなどを含むメディアへの)露出に対応し『ルイ・ヴィトン』『ディオール(DIOR)』『フェンディ(FENDI)』『ブルガリ(BVLGARI)』などを傘下とするグループの評価をさらに向上させるため、コミュニケーション組織を強化することに決めた。アントワンはLVMH内のすべてのコミュニケーション機関を監督し、皆に利益をもたらすグローバル戦略を推進していく」と6月1日付の内部メモで述べた。同氏は2017年にLVMHがフランス株式市場指標、CAC40の時価総額ランキングで石油メジャーのトタル(TOTAL)を抜いて1位になった際、メディア、公的機関、大衆、特にSNSからの関心・監視が高まったと話していた。

 現在41歳のアントワンは、インターネットのスタートアップ企業ドメイヌー(DOMAINOO)から02年に「ルイ・ヴィトン」のマーケティング部門に入社。06年からはLVMHの取締役会のメンバー入りを果たし、07年には「ルイ・ヴィトン」のコミュニケーション・ディレクターに就任。11年には同ブランドのコミュニケーション領域のアドバイザーを務める一方で、ベルルッティCEOに就任。さらに13年にロロ・ピアーナの会長に就任し、これからは3つの職を兼任することになる。

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