銀座テーラーが本店をリニューアル パターンオーダーで若年層獲得を目指す

企業動向リブランディングオープン

2018/4/16 (MON) 06:00

 創業84年の老舗、銀座テーラーグループは4月13日、銀座並木通りに構える本店「銀座テーラー」(中央区銀座5-5-16 4階)をリニューアルオープンした。これまで、若年層向けのセカンドライン「ギンザ テーラー クロト(GINZA TAILOR CLOTHO以下、クロト)」を本店から徒歩3分ほどの銀座ファイブに開いていたが、本店に統合。4階フロアを「クロト」、5階フロアを「銀座テーラー」と、2フロア体制とする。

 4階の「クロト」は20~30代の若年層やオーダー未経験者をターゲットにしたパターンオーダースーツで、価格は7万~25万円。売り場にはキャップやサングラスなども並べ、価格面を含め敷居が高いというオーダースーツのイメージを切り離す。アイウエアブランド「ディータ(DITA)」などのショップ・イン・ショップを不定期で開催し、テーラーの視点からスーツに合うアイテムを提案する。5階のファーストラインは全てハンドメードで作り上げるフルオーダースーツで、価格も25万円以上。

 オーダー市場は昨今、百貨店や専門店を中心に好調で、銀座テーラーの売り上げも4年ほど前から前年比約10%増の伸長を続けている。昨今は青山商事やAOKI、コナカといった大手紳士服チェーンもITを取り入れたオーダー事業をスタートしている。元々オーダースーツの牙城と言われた銀座界隈は現在、30以上のオーダー専門店があるが、ほとんどが若年層やオーダー未経験者の取り込みに苦戦している。今回のリニューアルでは、フルオーダーとパターンオーダーを同時に展開することで、オーダースーツの幅の広さを見せ、さらなる若年層を獲得したい考え。鰐渕美恵子・社長は「思い切ったリニューアル。オーダースーツにつきまとう堅苦しいイメージを覆したい。銀座のオーダー市場を盛り上げたい」と意気込む。

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