ファッション
連載 目指せ未来のインフルエンサー

ハッシュタグで口コミを検索する時代 求められるのは“リアルさ”

 こんにちは、梶川千恵です。先週は1週間で58フォロワー増の903フォロワーでした。インスタグラムを始めて3カ月目に入り、投稿数は180を超えました。そこで、今までに投稿した写真を振り返ってみました。

 アカウントをビジネスモードに切り替えると投稿をインプレッション順に見ることができます。インプレッションというのは、投稿を見てもらえた回数のことで、1インプレッションは1回見てもらえたということです。

 そのインプレッションですが、1、3、4番目に高い投稿はすべて同じ化粧品のイベントのものだったのです。資生堂「ピコ(PICO)」が和菓子屋「とらや」とコラボで行ったポップアップfだったのですが、インフルエンサーが多数来場しては投稿していたため、注目度が高かったのではないでしょうか。2番目に人気だったのは資生堂「イハダ(IHADA)」の花粉やPM2.5をブロックしてくれるスプレー「アレルスクリーン N」でした。こちらも今年、花粉症で悩んでいる方の中で話題になっていた商品です。

 これらを見ていて、ふと気がついたことがありました。それは話題の商品はハッシュタグで検索されやすいということです。話題のハッシュタグ検索で私のインスタグラムに辿り着いた人たちは、写真が見たくて検索しているのではなく、商品の口コミを検索しているのではないか?と思っています。実際に、これらの写真を載せた後は「この商品気になってるんだけど、どうですか?」と聞かれることが多々ありました。

 私も商品の名前をハッシュタグ検索することがありますが、その時に考えるのは「使用感はどうだろう?」「実際に使った人の感想が知りたい」という理由からでした。コスメの口コミサイトもたくさんありますが、インスタグラムではより手軽に、よりリアルな意見を知ることができます。本当の製品の感想を探したいといった需要も高いのではないでしょうか。

 利用者と身近な立ち位置で、商品の良さやリアルな使用感を伝えられるのもインフルエンサーならではの魅力だなと感じました。もともとは他者にお勧めしたいという意識は薄く、報告的な意味や自己紹介の一環として掲載していたのですが、求められているものに気がついてからは商品の情報だけでなく、商品を使って感じたことや気づいたことを「自分の言葉」を意識して付け足すようになりました。

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