ファッション

タペストリーが不当解雇で訴えられる 産休復帰からわずか2日で解雇

 「コーチ(COACH)」や「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」を擁するタペストリー(TAPESTRY)の重役だったモニカ・ジャン・バプティスト(Monica Jean Baptiste)は、産休明けに不当解雇されたとしてニューヨーク州地裁に訴えを提起した。

 ジャン・バプティストは2016年からグローバル・ブランド・マネジメント・チームのメンバーで、「コーチ」やバイイングの統括を担当していた。17年9月から産休を取得し、18年1月に復帰した後、わずか2日で解雇されたという。

 ジャン・バプティストは産休中から解雇までの期間、勤務態度や能力について叱責を受けたことはなく、産休取得直前の17年8月に行われた人事面談でも業務態度や成果はすべて目標を達成しているか、目標を上回っていると評価され、ボーナスも満額支給されたという。さらに、産休中も定期的に上司と連絡を取り、業務の状況を確認し、必要であれば補佐をすることもあったとして、解雇される理由はないと主張する。タペストリーからのコメントは得られなかった。

 事前の解雇予告もなく解雇事由も不明であるため、ジャン・バプティストは不当解雇と損害賠償請求を訴えている。ニューヨーク州法にも連邦労働法にも産休は労働者の権利として保護されており、復帰後はもとの業務または同等の業務に就くことができると規定している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。