時計もラフ・シモンズ仕様になった「カルバン・クライン」に注目

コラム連載 バーゼル

2018/3/25 (SUN) 12:00
バイカラーが特徴の“レベル”

 皆さん、こんばんは。取材先のバーゼルと、滞在先のチューリッヒ。その道中の1時間で、書ける限りの記事を書いてみようという時計連載の第2回。今回は、スウォッチグループの傘下ながら、ファッションと密接にリンクする「カルバン・クライン ウォッチ(CALVIN KLEIN WATCH)」のお話です。「カルバン・クライン」と言えば、ファッションの世界ではラフ・シモンズ(Raf Simons)による大変革が進行中ですが、それは時計の世界も同じ。2018年のバーゼルワールド発表商品は、いよいよラフの世界観を反映し、大きく生まれ変わったので、そのお話をしたいと思います。

 ラフの世界を反映した「カルバン・クライン ウォッチ」は、今の30〜40代のコアカスタマーを大切にしながら、18〜25歳のニュー・ジェネレーションを取り込もうと3つの性格を強化します。その3つとは、“カラー”“テクスチャー”、そして“モダニズム”。結論から言えば、この3つを発信しながら、1つのラインで老若男女、あらゆる人にアピールする商品が豊富に出そろいました。

 中でも一番印象的なのは、バイカラーが特徴の“レベル”。反骨精神を意味する「Rebel」という言葉から生まれた時計とアクセサリーは、パンツの脇を走るサイドテープがインスピレーション源です。サイドテープ入りのパンツといえば、ラフが17年春夏から提案し続けるマーチングバンドのユニフォーム‼︎時計は、ファッションとちゃんとリンクしています。

READ MORE 1 / 2 1つのラインでみんなを魅了

 そして“レベル”がスゴいのは、1つのラインで大人からキッズまで、男性も女性も、そしてモード好きからコンサバ派まで、みんなを魅了出来そうなところです。

 ボルドー × ブルーは難易度高めのモードなムードで斬新ですが、ブラック × ホワイトは従来の「カルバン・クライン ウォッチ」ファンにも手が出しやすい。そして、シルバー × ホワイトは、もっとコンサバな人でも気軽にトライできそうです。

 こんな風に、1つのラインでみんなを魅了できるかもしれないって、案外難しいこと。だから時計ブランドは普通、別のファンは別のラインで取り込もうと試みるんです。それを「カルバン・クライン ウォッチ」は、色を変えるだけで、違う人を取り込もうとする。面白いチャレンジです。

READ MORE 2 / 2 これからは「CK ジュエリー」にも注目‼︎

 そしてもう一つの特徴は、ジュエリーをもう少し強化すること。すでに「カルバン・クライン ウォッチ」は、売り上げの30%がジュエリーによるものですが、これを35%くらいまで増やすべく、魅力的な商品が並びます。もちろんジュエリーも“カラー”“テクスチャー”、そして“モダニズム”が特徴。このジュエリーなんか、ターコイズとメタルなど、ビビッドな色の人工石を異素材と組み合わせて、モダンに仕上げている代表格でしょう。

 そして、そんな商品をプロモーションするビジュアルは、若手モデルを積極起用。商品メインというよりはむしろ、世界観メインのジェンダーフリーなムードにまとめました。

ジュエリーを含む「カルバン・クライン ウォッチ」の価格は、従来通り。とすれば、2万円くらいからラフ・シモンズの世界観に触れられる商品です。コレクションラインから始まり、最近はジーンズとアンダーウエアで、ちょっとラフの世界に触れやすくなった「カルバン・クライン」。これからは、そこに時計とジュエリーが加わります。

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