元ギャップジャパン副社長がファッション&ウェルネス新ブランド始動

新ブランド・新ライン

2018/3/22 (THU) 04:00

 元ギャップジャパン(GAP JAPAN)のバイスプレジデントとして知られた、松田理宏(まつだ・まさひろ)MNデザインオフィス(MN Design Office)社長が、子会社のビーコンセプト(Be Concept)を通じて新ブランド「ビーエヌワイ(BE NY)」をスタートする。コンセプトは「笑って、輝いて..もっと大好きな自分になる」で、理想の自分になるためのウェルネススタイルを提案していく。

 デザイン・ディレクターに起用したのは、吉田奈津子だ。世界で五指に入るラテンダンサーとして活躍し、アジアチャンピオンに輝いた経験もある吉田は現役時代、自ら衣装をデザインし、昨年までチャコットとデザイン契約を交わしてきた人物だ。体を美しく見せるラインや柄、ストレッチの入り方、肌触りなどに対するこだわりを発揮しながら、海外や移動などが多い生活の中で体感した機能性や快適性などを取り入れた商品作りを行っていく。

 拠点とするのは、自社で運営する港区・白金のカリフォルニア・キュイジーヌ・レストラン「ビーテラス セカンドハウス(Be Terrace SECOND HOUSE)」で、ラテンピラティスの会員制スタジオ「ビーエヌワイ スタジオ(Be NY Studio)」も併設。吉田が講師を務め、体幹を鍛えながら女性らしいボディーラインを作りサポートする。

 松田社長は「カリフォルニアにあるギャップ本社で見た、幸せそうに働く女性のアスレジャースタイルからヒントを得た。朝ヨガをしてきたスタイルに上着だけ羽織って自転車に乗って通勤し、夕方には仕事を終えてエレガントなアイテムを加えて食事に出掛けていく。日本でもスニーカー通勤などを皮切りに、仕事も私生活もリラックスし、快適に過ごす生活シーンが増えてきている。デザイン・プロデューサーに起用した吉田のデザインは、ファッションの専門家から見ても素晴らしいと感じられた。都会に西海岸の風を吹き込ませ、本格的なウェルネススタイルを提案していきたい」と意気込む。

 主要ターゲット層は30代以上の女性で、プロ使用からアスレジャーを意識したカジュアルタウンユースまで、シンプルとハイエンドを融合させながら、女性らしさ、優雅さ、機能美、高級感などを加味していく。ファーストシーズンは計40型を用意。全てをストレッチ素材として機能性を高めているのも特徴で、ディレクターの吉田奈津子の名を冠した“ナツコットン(NaTuCotton)”とネーミングして素材開発から商品企画までを行う。将来的にアメリカや中国などでのグローバル展開も視野に入れているため、タウンウエアは純国産とし、現在は中国製が多いスポーツウエアも来年からは国産に切り替えていくという。価格帯はカットソーで6000~1万6000円、ジャケットで1万5000~2万4000円、スカート・パンツで9000~1万8000円、ドレスで1万7000~3万円など。

 まずは4月1日、「楽天市場」で販売をスタートし、ECやセレクトショップなど、卸売りを中心に展開する。リアル店舗としては、年内から来春にかけ、東西の主要百貨店でアパレル、レストラン、スタジオの複合店舗をオープンしたい考え。店舗面積は100~300坪(330~990平方メートル)を想定しており、場合によっては、ファッションフロア、飲食&カフェスペース、コト提案スペースなど、同じ館内で各々の商品・サービスをプロデュースしていくことも検討している。「服だけに頼るのではない、コトや場も含めてファッション&ウェルネス&フードを提供するブランドは他にはない。西海岸の本物の世界観をしっかりと提案していくことも強みになるだろう」と続ける。

 「ビーエヌワイ」の西海岸テイストに合わせて、LA系のアクセサリーブランドをM&A(企業の合併・買収)する交渉も進めている。インフルエンサーを起用したピラティスイベントや、SNSを活用した情報発信など、モノ&コトや独自の世界観を多角的にプロモーションしていく方針。3年後には100億円規模の売上高を目指す。

 松田社長は1966年生まれ。ビギに入社し、33歳の若さで事業統括部長に抜擢され、2001年にビギ専門の販売・アウトレット事業を行うBSカンパニーを始動し取締役に就任。05年にギャップジャパンに入社し、米国人社長の下、06年にバイス・プレジデント(副社長)に就任。「ギャップ(GAP)」「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」、アウトレットの現場を統括してきた。12年に海外初展開となる「オールドネイビー(OLDNAVY)」の日本上陸に合わせてオールドネイビージャパン・ジェネラル・マネジャー(「オールドネイビー」ブランド社長)に就き、4年で53店舗まで拡大させた。しかし、本国の業績低迷に伴う事業再編により16年夏に日本撤退が決定。同社を離れ、16年12月にMNデザインオフィスを設立し社長に就任。企業コンサルティングなども手掛けている。子会社にはビーコンセプトの他に、MNダイニング(MN Dining)があり、赤坂にオステリア、中目黒に和テイストフレンチのレストランを構えている。著書に「ぶっちぎりで突き抜けた 結果を出す人になる仕事の心得」(SBクリエイティブ刊)があり、多くのかばん持ちを従えて“最強の仕事術”を伝授していることでも知られる。

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