ファッション

ウワサの“生首”から謎のスポ根漫画まで 「グッチ」18-19年秋冬コレを大解剖

 「グッチ(GUCCI)」2018-19年秋冬コレクションが発表されました。いつもどんなコレクションになるのか、インビテーションが手元に届いた時点でドキドキワクワク……。今回はなんと、時限装置。実はこれは、数日後のショーのスタート時刻までをカウントダウンしています。小さなスピーカーもついて、00:00になった時、さて何が起こるのでしょうか?

 本社にあるショー会場に入ると、そこには巨大な白い大きな箱。その中に入ると、今度は壁がグリーンに塗られ、シートとなるスタジアムベンチがずらりと並んでいました。すると中央には大きなライトと手術台!そう、“グッチ病院”のようです。

 そしてついに、5、4、3、2、1、、、、小さなスピーカーから、ピピピピピピピピピと小さな音。でも来場者みんなの分の音が重なって、一気に緊張感が高まりました。さあ、ショーのスタートです。全てのコレクションの内容はこちらからどうぞ。

 すでにSNSでも話題になっている“生首”を持ったモデルや、「ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)」や「パラマウント・ピクチャーズ(Paramount Pictures)」のロゴシリーズ、日本漫画のイラストなど、とにかく気になったアイテムがたくさん!今回のテーマはなんと“サイボーグ”。サイボーグというとロボットや人造人間を思い浮かべますが、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が思い描くサイボーグとは、今でいうダイバーシティーのような多種多様なキャラクターで、より身近な存在なのかもしれないと思いました。

 翌日展示会に行き、それら気になるアイテムを隅々までチェックしてきました。まずは、誰もが気になったであろう“生首”!とにかくモデルにそっくりですよね!このショーのために特殊メイクチームが入ったようで、他のモデルのおでこや手に目が、頭には角があったのがわかりましたか?祭服のようなウエアを着ていたモデルが抱えていたのは、生まれたてのドラゴン。ドラゴンって想像上の生き物ですが、とても生々しいです……。

 メジャーリーグは、「ニューヨーク・ヤンキース」に加え、「ロサンゼルス・エンゼルス(LOS ANGELES ANGELS)」と「サンフランシスコ・ジャイアンツ(SAN FRANCISCO GIANTS)」「デトロイト・タイガース(DETROIT Tigers)」「ピッツバーグ・パイレーツ(PITTSBURGH PIRATES)」のロゴが登場しました。ロゴはコートやジャケット、セーター、バッグ、キャップ、ニット帽、レザーのスリッパやローファーなどさまざまなアイテムにのせられています。「グッチ」ファンならずとも、これは必見!

 そして、昭和漫画好きの方はすぐに気づかれたかもしれませんが、これは井出智香恵さんによって1968年から連載が始まったスポ根バレーボール漫画「ビバ!バレーボール」の作品。こちらもセーターやバックパック、コートなどにあらゆるキャラクターが登場しています。メンズのコートの1コマは、全て刺しゅうというとても手の込んだもの!バックパックの「つづく」の採用理由はわかりません……笑

 ショーでは見逃してしまいそうだったこちらのトランクは、「グローブ-トロッター(GLOBE-TROTTER)」とのコラボレーションです。花柄の大きいタイプとGGロゴとバンブーハンドルが付いたミニタイプ!こちらも貴重な商品になりそうですね。

 さらなる最新コレクションの詳細は、「WWDジャパン」本紙特集でぜひお楽しみに!

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