ファッション

ウィリアム・クラインが57年振りに来日 取材にシャッター返しで応戦

 六本木の東京ミッドタウン内にある展示施設「21_21 DESIGN SIGHT」は2月23日、企画展「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−」を開始する。本展では、ウィリアム・クライン(William Klein)の都市ビジョンとともに、斬新な眼差しで21世紀の都市と人間を見つめる日本やアジアの写真家たちを紹介。“22世紀を生きる写真家たち”と題し、安田佐智種、多和田有希、沈昭良、西野壮平、勝又公仁彦、須藤絢乃、石川直樹、森永泰弘、水島貴大、朴ミナ、藤原聡志の作品を展示する。展覧会のディレクターには、数々の著書や展覧会の企画で知られる写真評論家で美術史家の伊藤俊治を迎えた。

 22日のプレビューでは、クラインが自身の展示作品を前に57年振りの来日の印象を語った。「前回来日したのは1961年に写真集『東京』を発表した時で、東京オリンピックの準備をしている時期だった。東京には居心地のいいカオスがあったのを覚えている。57年の時を経て、当時の興奮を再び目の当たりにしたいと思ってやって来た。昨夜は六本木の大通りを歩いて食事をとった。街並みは、まるで巨大なおもちゃのように見えた」。車椅子に座っての取材対応だったが、終始笑顔を浮かべながら話し、シャッターを切る報道陣に対して手元のカメラを向けるなどして笑いを誘った。

 ウィリアム・クラインは、米・ニューヨーク出身の写真家、画家、映画製作者、グラフィックデザイナー。パリに渡り、絵画に没頭した後、54年にニューヨークに帰って、56年に写真集「Life Is Good & Good for You in New York: Trance Witness Revels(邦題「ニューヨーク」)」でデビューした。

■写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−
日程:2月23日〜6月10日
時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)
定休日:火曜日(5月1日は開館)
場所:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
住所:東京都港区赤坂9-7-6東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
入場料:一般 1100円 / 大学生 800円 / 高校生500円 / 中学生以下無料

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