ビジネス

アクリスに新CEO 元米CEOが3年来のカムバック

 スイス発のウィメンズブランド、アクリス(AKRIS)のグローバル最高経営責任者(CEO)に、メリッサ・ベステ(Melissa Beste)が就任する。ベステ新グローバルCEOはアクリスのアメリカ地域の元CEO。ピーター・クリームラー(Peter Kriemler)現社長兼CEOは、アクリスおよびアクリス グループの社長として残る。アクリスが創業者一族の出身でない経営者を迎えるのは初めてのことだ。ベステ新グローバルCEOはニューヨークとスイスのオフィスを行き来することになる。

 ベステ新グローバルCEOは、2009年にアクリスのアメリカ地域CEOとして入社。14年に同社を去り、「ジェイソン ウー(JASON WU)」や「エーエルシー(A.L.C.)」などのブランドを扱うインターラックス(INTERLUXE)のCEOを17年春まで務めていた。アクリス以前は、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」やニーマン マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)、マーシャル フィールズ(MARSHALL FIELDS)、サックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFITH AVENUE)などで要職に就いていた。

 アクリスは1922年の設立で、3代目となる同ブランドは、アルベルト・クリームラー(Albert Kriemler)=クリエイティブ・ディレクターが作り上げるエフォートレスで控えめな世界観で知られている。アメリカ、日本、中国に子会社がある。

 ベステ新グローバルCEOはアメリカ、アジア、ヨーロッパ、ロシア、中東地域でのさらなる成長を目指す他、デジタルマーケティングの強化、小売店の拡大、ECサイトのリニューアルなどに取り掛かる。

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