ファッション

山喜とメルボ工業が合弁会社 新プラットフォームを構築

 山喜とメルボ紳士服工業(以下、メルボ工業)は、4月1日をメドに合弁会社を設立する。両社の高品質のシャツとスーツの製造ノウハウを融合し、事業プラットフォームを構築。参加工場を募り、工場から供給される商品を販売する直営店事業及び、ウェブ販売事業を展開する。会社名はFactory Express Japanで、社長には山喜の芦名達郎・取締役が、副社長にはメルボ工業の清水定博・社長が就く。資本金は3000万円(山喜51%、メルボ工業49%)。2020年の売上高は3億円を想定する。

 山喜は、日本及び海外の関係会社を含め年間約1000万枚以上のドレスシャツを国内外に販売するドレスシャツメーカー大手。メルボ工業は、紳士服ショップ、麻布テーラーを展開するメルボ紳士服グループの製造会社として、ヨーロッパブランドの日本縫製工場のノウハウを生かし、独自パターンでの生産から、オリジナルパターンのODMの生産まで、工場ネットワークを生かした提案を行っている。

 近年のオーダースーツ、オーダーシャツなどの顧客カスタマイズニーズの高まりに対応することを目的に、工場から消費者へのトレーサビリティを確立した商品を提供する、日本の工場と世界の消費者を結ぶ新しいプラットフォームを構築する合弁会社を作った。

 “センスとファッション性のあるメイドインジャパンブランド”をコンセプトに、3つの方針の下、事業プラットフォームを構築。加えて、プロジェクトに賛同する参加工場も募る。3つの方針は、1.プラットフォームは参加工場に、消費者とアクセスして獲得できる利益を提供する。2.参加工場はこのプラットフォームに対して日本工場製商品としての価値を保証する。3.プラットフォームは消費者に対して、日本のモノ作りに触れ合う機会と日本の良質な商品を適正価格で提供する。

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