ビジネス

LVMH傘下の「フレッド」に創業者の孫娘が復帰

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のジュエラー、フレッド(FRED)は、創業者フレッド・サミュエル(Fred Samuel)の孫にあたるヴァレリー・サミュエル(Valerie Samuel)をアーティスティック・ディレクター兼副社長に指名した。また、フレッドの最高経営責任者(CEO)を6年間務めたレイチェル・マルアニ(Rachel Marouani)は同グループ内のメイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)へ移籍することが決まっているため、後任が決まるまで暫定的にサミュエル新アーティスティック・ディレクター兼副社長が取締役を兼任する。

 サミュエル=アーティスティック・ディレクター兼副社長はフランスで人材資源について学び、ロサンゼルスにある米国宝石学会で学位を取得。1988年にフレッドでキャリアをスタートさせ、マーケティングを担当した。LVMH傘下に入った95年にはデザイン部門と製造部門のトップだったが、傘下入り後に退職した。その後は「ラリック(LALIQUE)」「スワロフスキー(SWAROVSKI)」などを経て、今回20年ぶりにフレッドに復帰した。

 「1936年に祖父が創業したこのブランドを私はよく理解している。また、父や祖父の下でキャリアを共にスタートできたことはラッキーだった。今回の人事はマルアニ現CEOの意志でもある。『フレッド』はターニングポイントにあって、市場開拓を促進したり、コレクションを進化させるタイミングにある」とサミュエル=アーティスティック・ディレクター兼副社長は述べた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。