ファッション

「マルジェラ」「ヴェトモン」出身者が「ブリオーニ」のクリエイティブ・ディレクターに

 テーラリングで知られる伊メンズブランド「ブリオーニ(BRIONI)」の新クリエイティブ・ディレクターに6月15日付で、ニーナ・マリア・ニーチェ(Nina-Maria Nitsche)が就任した。就任後半年で2016年10月に退任したジャスティン・オシェイ(Justin O’Shea)の後任だ。ニーチェ新クリエイティブ・ディレクターはコレクションを手掛ける他、ブランドイメージも監修する。彼女は1989年から「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA、現メゾン マルジェラ)」に参画。約23年間マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)本人と共に働き、マルジェラの退任後は同ブランドのクリエイティブ・ディレクションを手掛けていた。また、16年9月には同じく「マルジェラ」出身のデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)がヘッドデザイナーを務める「ヴェトモン(VETEMENTS)」のチームに加わったが、今年スイス・チューリッヒへの本社移転を機にブランドを離れた。

 ニーチェ新クリエイティブ・ディレクターは、「テーラーとしての長い歴史を持つ『ブリオーニ』は、ユニークなラグジュアリー・ブランドとしての地位を再定義するポテンシャルを秘めている。『ブリオーニ』の哲学はメンズウエアの先駆的なアプローチをベースにしている。その長い伝統を強化し、活気づけることを目指す」とコメント。また、ファブリツィオ・マルヴェルディ(Fabrizio Malverdi)最高経営責任者は「1996年に初めて彼女に会った時から、明確なコンセプトを顧客に響く商品に落とし込む彼女のクリエイティブなアプローチに感銘を受けている。彼女の視点は、ブランドのコアバリューを生かしつつ、未来に向け進化するための現代的なダイアログを生み出すことができるだろう」と話す。

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