ファッション

FECJ賞をミケーレ、落合宏理、高田賢三らが受賞

 一般社団法人日本ファッション・エディターズ・クラブ(FECJ)は3月29日、この1年で最も活躍したファッション業界人を表彰する第55回「FECJ賞」の贈賞式を行った。FECJ インターナショナルデザイナー・オブ・ザ・イヤーにはアレッサンドロ・ミケーレ「グッチ(GUCCI)」クリエイティブ・ディレクター、FECJ デザイナー・オブ・ザ・イヤーには落合宏理「ファセッタズム(FACETASM)」デザイナーが選ばれた。FECJ モデル・オブ・ザ・イヤー&セレブリティ・オブ・ザ・イヤーはモデルの森星がダブル受賞し、FECJ 特別賞にデザイナーの高田賢三が選出された。高田デザイナーは1972年、99年に続く3回目の受賞。

 贈賞式には受賞者と、アレッサンドロ=ディレクターの代理として中村浩章ケリング ジャパン グッチ ディビジョン社長兼CEOが登場した。落合デザイナーは「この賞をいただけて光栄。新しいものを作るということは、常に不安や恐怖もある。だが、これからもたくさんの人を巻き込みながら続けていきたい」とコメント。森は「10年以上前に姉(森泉)がこの賞を受賞したとき、私も会場にいて『カッコいいな』と思っていた。あのときの自分に教えてあげたい!」と喜びを語った。高田デザイナーは今後の活動について田居克人FECJ代表理事兼「マリ・クレール スタイル」編集長から問いかけられると、「今後はいろいろな国の若い人と、ファッションだけでなくライフスタイルの側面からもクリエイションを行いたい。今はパリに住んでいるが、体の自由が利くうちに日本に帰ってくる回数を増やし、日本の文化にも触れたい」と答えた。

 FECJ賞は1956年にスタート。これまでに川久保玲や山本耀司、三宅一生、エディ・スリマンらが賞を受けている。

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