ファッション

ギャラリー・ラファイエットが中国人観光客向けの売り場特設

 老舗百貨店ギャラリー・ラファイエットがパリ旗艦店内に、中国人観光客に特化した売り場を開設した。

 新たな売り場は「ショッピング&ウェルカム センター」と冠し、約2800平方メートルのスペースにレザーグッズやアクセサリー、アイウエア、ビューティ、フード、お土産、市販薬までがそろう。多言語対応サービスや専用アプリを用意するほか、免税手続きのための端末も設置し、インバウンド客の快適な買い物をサポートする。

 全売り上げの約半分がインバウンド消費からなるパリ旗艦店の業績は2016年、テロの影響で急激に落ち込んだ。16年にパリを訪れた中国人観光客の数は前年に比べ、21.5%にあたる26万8000人減少した。この影響でギャラリー・ラファイエットは16年度上半期、売り上げが6%下がった。

 「ショッピング&ウェルカム センター」の他にも、ギャラリー・ラファイエットやケリングら、企業観光収入の変動に影響を受ける企業が集まり結成した団体「アライアンス46.2」は1月、中国人観光客を誘致するため、空の便を増やし、ビザ緩和や広告キャンぺーンの打ち出しなどのさまざまな施策を提案した。ギャラリー・ラファイエットは今年、シャンゼリゼ旗艦店の建設に着手する。完成予定は18年9月。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。