ファッション

京阪モールが14年ぶりに改装 SNS映えする内装で食物販を充実

 京阪ホールディングス傘下で商業施設の運営などを行う京阪流通システムズは3月17日、京阪京橋駅ビルの京阪モールをリニューアルする。「Value Rambling-価値ある寄り道-」を施設コンセプトに掲げ、14年ぶりに外観と内装を一新。京橋駅は、JRを含めて平均乗降客数が47万人のターミナル駅。OLの通勤利用が多い立地を活かし、より気軽に立ち寄れる飲食物販や服飾雑貨を中心に30テナントを新規誘致した。

 ファッションでは「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」「アンデミュウ(ANDEMIU)」「ローリーズファームプラス(LOWRYS FARM +)」、コスメでは「フルーツギャザリング(FRUIT GATHERING)」「サボン(SABON)」、雑貨では「レ シィーニュ(LES SIGNES)」「ソルナ」などが入店。京阪の線路沿いに位置するノーステラスには、新業態「ブラウン ベーカリー」をオープン。1階にパンの物販、2階にカフェレストランを設けている。

 環境デザインの特徴は、柱や壁面などいたるところにイラストが描かれていること。雑誌や広告に引っ張りだこの関根正悟を始め、サヨリ・ワダ、フーパイの3人のイラストレーターによるグラフィックデザインが館内を彩る。「ファッションゾーンは関根さん、雑貨ゾーンはサヨリさん、フードゾーンはフーパイさんのイラストが中心。インスタグラムなどのSNSで写真映えする館内デザインを意識した」と同社。「もともと女性客に強い館。駅の老朽化に伴い、女性に優しい環境の整備が急務だった。パウダールームなど気軽に立ち寄ってもらえる場になれば」。

 京阪モールは京阪百貨店と高架下飲食店街のKiKi京橋、同Kぶらっとを含めて店舗数は170店舗、営業面積は2万8300平方メートル。初年度売り上げ目標は250億円を目指す。

【関連記事】
■“ライフスタイルデパートメント”枚方T-SITEの見どころ

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。