ファッション

モンゴル産カシミヤの普及団体が発足 繊維・アパレル企業がタッグ

 モンゴル政府の後押しを受け、日本の繊維・アパレル企業の有志メンバーによる、「モンゴル国カシミヤ協会」が、このほど一般社団法人の認可を受けた。モンゴルは全世界のカシミヤ生産のうち6割の8900トンを占める、最大の産出国でありながら、モンゴルから日本へのカシミヤ関連の輸出はわずか19億円にとどまってきた。同協会設立により、モンゴルから日本へのカシミヤ製品輸出のテコ入れを図る。

 ニットウエアのジム会長で、同協会の八木原保・理事長は、「昨年モンゴルを訪れて、壮大な自然に魅了された。日本からの支援を通して、モンゴルの広大な自然への継承にも繋げたい」と意気込む。

 同協会は、副理事長に大正紡績の近藤健一・取締役、モンゴルカシミヤ大使には、カシミヤ専門ブランドの「タニラグ(TANILAG)」鈴木亜衣子デザイナーの3人が発起人として名を連ねる。また、理事には森正志モリリン社長兼COO、竹田光広ユナイテッドアローズ社長、若林康雄オーロラ社長、三井嬉子スペシャルオリンピックス日本会長が就任した。大正紡績の近藤取締役は、「中国産と言われていても、実はモンゴル産の原毛を中国で加工したものも少なくない。技術面で日本が協力できる部分がたくさんある。今後は技術支援を積極的に行いたい」という。

【関連記事】
■台湾初のららぽーとが2021年開業 台北最大規模の商業施設に
■タニラグ鈴木亜衣子・社長がモンゴルカシミヤ大使に就任
■日本の技術を結集 国産カシミヤブランドがリニューアル

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。