ファッション

「ヴァレンティノ」がローマ旗艦店オープンを記念したカプセルコレクション発表へ

 「ヴァレンティノ」は7月7日、ローマ・スペイン広場の旗艦店のオープンを記念して、メンズとウィメンズのプレタポルテおよびアクセサリーのカプセルコレクション"オールブラック コレクション"を発表する。これは、同店のみで販売され、ローマのシンボルであり、その力強さと繁栄を象徴する鷲のモチーフを特徴に用いている。

 「私たちはヴァレンティノ・ミラビリア・ロマエ プロジェクトに取り組むにあたり、常にインスピレーションを与えてくれるローマの美しさを自分たちの眼を通して描いてみたいと思った。私たちはローマが持つ美しさ、コントラストや多彩な側面、そして時代に遅れることなく変化して未来を先取するその技量を愛しんでいる」とクリエイティブ・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリ。

 建築家のデイヴィッド・チッパーフィールドが手掛けたこの旗艦店は、1470平方メートル(地下を含めると1865平方メートル)という世界一の広さを誇る。また、メゾン ヴァレンティノのアトリエがある16世紀に建造されたパラッツォ・ミニヤネッリに隣接している。

 どことなくパラッツォの雰囲気を醸し出すストアのコンセプトは、ヘリテージとイノベーションを組み合わせること。控え目な雰囲気の良質な素材(カッラーラ産大理石を砕いて混ぜたグレーカラーのベネチア風テラッツォ、木材、大理石、レザー、カーペット、カーボンファイバー)を用いることでコレクションに視線を集めるとともに、落ち着きのある親密な空間を生み出した。

 圧巻なのは、天井の高さが6メートルというエントランスアトリウムで、テラッツォと大理石をふんだんに使い、極めて彫刻的な柱と壁が壮麗な空間に造形している。二つの大理石の大階段が上階へと導き、カスタマーを鉱物の地層を上へ上へとたどるような旅へと誘う。

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