ファッション

アイリスが咲く館 パリの旧「ルイ・ヴィトン」邸ギャラリーがオープン

 パリ郊外アニエールの、かつて「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」家の邸宅にギャラリーがオープンした。パリ・オートクチュール初日の5日、オープンを記念した特別がお披露目された。

 「ルイ・ヴィトン」は創業から15年後の1859年、需要の拡大に合わせてアトリエをパリ市内から郊外のアニエールに移した。以降この場所は、ルイ・ヴィトン一族が住まい、隣接するアトリエでは、今もメード・トゥ・オーダー製品などが職人の手によって作られている。

 展覧会は一軒家を丸々使用したもので、モノグラムカバー付きのスマートフォンを片手に「ルイ・ヴィトン」のルーツや職人技に触れる体験型。一般には非公開。スマートフォンをかざすと、部屋の中に創業当時の画像が浮かび上がったり、現物と同時に関連動画を見ることができたりと、趣向が凝らされている。マーク・ジェイコブスやニコラ・ジェスキエールといった歴代のアーティスティック・ディレクターや草間彌生などアーティストとの関係性をひもとくコーナーもある。昭和天皇が訪仏した際に特別に作られた日本をテーマにしたウインドウディスプレーの再現など資料性の高い展示も披露された。カクテルパーティは、モノグラムのモチーフとなったアイリスの花が咲く庭で開かれた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。