ビジネス

米「ブルックス ブラザーズ」が破たん 新型コロナの影響で

 米ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)は8日、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法第11条の適用をデラウェア州の破産裁判所に申請した。ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)やJ.クルー(J.CREW)同様、新型コロナの影響による打撃を大きく受けた。

 資産と負債は5億〜10億ドル(約535億〜1070億円)とされており、最大の債権者はスイス・ガーメント・カンパニー(SWISS GARMENTS COMPANY)で、520万ドル(約5億5600万円)の債務を負っている。

 買い手候補としては、米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)と、米不動産投資信託会社のサイモン・プロパティー・グループ(SIMON PROPERTY GROUP以下、サイモン)、そして同じくブルックフィールド・プロパティー・パートナーズ(BROOKFIELD PROPERTY PARTNERS以下、ブルックフィールド)の3社連合と、新進の米ブランド管理会社WHPグローバル(WHP GLOBAL以下、WHP)が有力視されており、価格は3億5000万ドル(約374億円)程度になるとみられている。

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