ビジネス

「ベルルッティ」がクリス・ヴァン・アッシュ起用を正式発表

 「ベルルッティ(BERLUTI)」は、ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)の後任となる新クリエイティブ・ディレクターにクリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)が就任することを正式に発表した。クリスは2019年1月、2019-20年秋冬コレクションを発表する。

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の「ベルルッティ」でビジネスの陣頭指揮を執るアントワン・アルノー(Antoine Arnault)最高経営責任者(CEO)はクリスの就任について、「何年も『ディオール オム(DIOR HOMME)』での仕事を素晴らしいと思ってきた。一緒に働くことができてうれしい」とのコメントを発表。一方のクリスは、「メゾンに根付く美意識と伝統、それに僕自身のモダンなビジョンを融合したい。アントワンCEOの大いなる野望を聞き、僕自身の夢も叶う素晴らしい挑戦ができると感じた」としている。

 2015年に自身のブランドを終了して以来、クリスは「ディオール オム」でストリートマインドをそれまで以上にプラス。一方でクチュールメゾンである「ディオール」に敬意を表し、そこにクラフツマンシップも盛り込んできた。また経営陣とともにアジアを中心とするグローバル戦略に挑戦。エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)を筆頭にボーイ・ジョージ(Boy George)やデイヴ・ガーン(Dave Gahan)ら、音楽にまつわるさまざまなアイコンを起用するなどして、メゾンの知名度をさらに広げようと試みてきた。こうした背景が「ベルルッティ」移籍の大きな理由になったようだ。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。